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3.0点
今、水資源が投資対象になっているという話は聞いたことがあったので、それがどれだけ危険なことであるかを丁寧に描いた作品で、その危険性については理解できました。 しかし、登場する人物が皆、今のままじゃ水は危ないといっている側の人間ばかりで、ときどき水を扱う業者が悪役のように描かれており、ちょっと公正さに欠けるような気がしました。 確かにここ数年、石油や穀物が投資の対象となって高騰しているということが、ニュースで聞かれるし、実際自分は田舎に住んでいるため、車は必需品の身としてはこういう投資対象となることによって困ることがある程度実感としてあります。 ですので、生活必需品が高騰することによる被害はそれなりに理解できるし、それが水ともなるとその影響の大きさは想像に難くないです。 そんなふうに考えていくと、店でペットボトル入りの水を購入することもちょっと考えてしまいます。 水で商売するのも完全な悪とは思いませんが、人命に影響するようでは大きな問題だし、そのへんの線引きをしっかりするべきだと思いました。
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