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ゾンビランド (2009)

ZOMBIELAND

監督
ルーベン・フライシャー
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3.71 / 評価:1480件

解説

人類の大半が人食いゾンビと化した世界を舞台に、引きこもり青年がゾンビのいない地を求めて仲間たちとサバイバルの旅をするホラー・コメディー。血肉飛び散るホラーにロードムービー、主人公の成長を描いた青春ラブストーリーなど娯楽映画のあらゆる要素が盛り込まれ、ゾンビ映画史上最大のヒットを記録した。出演には『2012』のウディ・ハレルソン、『イカとクジラ』のジェシー・アイゼンバーグ、『リトル・ミス・サンシャイン』のアビゲイル・ブレスリンら実力派がそろう。

シネマトゥデイ (外部リンク)

あらすじ

人類の大半が人食いゾンビと化した世界で、引きこもり青年のコロンバス(ジェシー・アイゼンバーグ)は、ゾンビの世界で生き残るためのルールを作り、それを実践して生き延びてきた。故郷へ向かう旅の途中、屈強な男タラハシー(ウディ・ハレルソン)、したたかな姉妹ウィチタ(エマ・ストーン)とリトルロック(アビゲイル・ブレスリン)に出会い、ゾンビがいないとうわさされる遊園地を目指してサバイバルの旅を続ける。

シネマトゥデイ (外部リンク)

映画レポート

(C) 2009 COLUMBIA PICTURES INDUSTRIES, INC ALL RIGHTS RESERVED.
(C) 2009 COLUMBIA PICTURES INDUSTRIES, INC ALL RIGHTS RESERVED.

「ゾンビランド」ゾンビの終末世界を生き延びるには“ルール”と“ルール破り”が必要なのだ

 舞台は大半の市民がウィルス感染型ゾンビに襲われ、広大な廃墟と化したアメリカ合衆国。こうした終末世界を生き延びられるのは、あらゆる危険を避けて通る慎重派か、怖いもの知らずの肉体派のどちらかだ。ジェシー・アイゼンバーグとウッディ・ハレルソンがこの2タイプの典型を演じる本作は、実におおらかで笑いの絶えないホラー・コメディだ。

 その“おおらかさ”の源は、生存者がショッピングモールなどに閉じこもりがちなゾンビ映画の常道を踏み外したロードムービー形式の採用にある。チャーミングな詐欺師姉妹を加えた男女4人が目ざすのは、何とカリフォルニアの遊園地。そこでいかに愉快なクライマックスが繰り広げられるか、想像しただけで胸が弾むだろう。

 さらに一点、この映画がとびきり新鮮なのは、ジョージ・A・ロメロ御大が確立した文明批評ゾンビ路線、すなわちゾンビよりも醜い社会や人間の闇をえぐることには目もくれず、からっと明るい人間賛歌&青春賛歌を謳い上げていることだ。アイゼンバーグ扮するオタク童貞青年が考案した<ゾンビから生き残るための32のルール>は、そのまま既存のゾンビ映画のパロディになっているが、思わずニヤリのひとひねりが盛り込まれている。<ルール17:英雄になろうとするな>。そんなことわかっちゃいるけど、高ぶる気持ちは抑えられない。そう、これは何とも頼りない主人公が<ゾンビランドを“人間らしく”生きるためのルール>を発見する物語なのだった。(高橋諭治)

映画.com(外部リンク)

2010年7月22日 更新

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