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抱擁のかけら (2009)

LOS ABRAZOS ROTOS/BROKEN EMBRACES

監督
ペドロ・アルモドバル
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3.49 / 評価:214件

映画は誰のものか?

  • raz***** さん
  • 2019年8月3日 9時44分
  • 閲覧数 245
  • 役立ち度 0
    • 総合評価
    • ★★★★★

・ 出資したスポンサーのものなのか、それとも、映画監督のものなのか?

「レナ(ペネロペ・クルス)」=「映画」という暗喩を中心にして、
製作側がエゴから解放される様を描いた映画だったような気がする。
結論としては、彼女は誰のものでもなく、ゆえに、映画も自立して存在しているのだから、ちゃんと完成させることが”私たち”の責務だ!みたいな終わり方。




”映画”はそれに関わった人たちが生み出したものであるが、映画と似たような関係にあるものとして、この映画では親子関係が象徴的に使われている。

(a) エルネストJr(ライ・X)
(b) ディエゴ

という対照的な息子が登場する。
(a)は親の支配下に置かれてしまった息子で、(b)は自由に育った息子。

どっちがあるべき姿なのかという議論ではなく、それぞれ別のストーリーを持っていて、それぞれに良さがあるという解釈をこの映画は採用している。




という感じで、製作側から見た映画愛をテーマにした映画だったと僕は思った。
ところが僕は観客側に立っている人間であるからして、製作側の苦悩を見せられても共感はできない。いわゆる消費豚である僕みたいな人間には向かない映画。

しかしながら何かしら創作物を作っている人には心通ずるものがありそうなのは分かる。この映画をどう評価するかで、”映画”に対するその人の立ち位置が浮かび上がるリトマス試験紙みたいな作品。

詳細評価

物語
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演出
映像
音楽

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