謎解きは「おかわり」のあとで
- ジャックバウアー さん
- 2012年1月7日 16時04分
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- 総合評価
個人的な意見ですが、やっぱり冬は時代劇がいい。
肌寒い冬に、ピシッとした時代劇は心も体も引き締めてくれます。
今作も凛とした佇まいの登場人物たちに魅せられました。
今、芸能界で一番かわいいんじゃないかと思っている北川景子。
まさに現代女性の顔をした女の子のかつら姿は初め違和感ありありでしたが、
あの女剣士の姿を姿を見たら、そんな違和感吹っ飛ぶくらい美しかったです。
殺陣もなかなか様になっているし、時代劇ならではのしゃべらない「間」を使った佇まいもいい。
また、脇を固める役者さんたちも好演してて、全体的にいい雰囲気。
特に準主役の甲本さんは素晴らしい。
終始笑顔なんですが、物語が進むにつれて、その笑顔の奥深さ、懐広さを感じさせます。
ごはんの食べっぷりもいいし、何かをするにも、まず「おかわり」ってのも微笑ましい。
一見ふざけた人間に見せておいて、ちょっと大物感を感じさせる演技、お見事でした。
一概に武士といっても、その家系・階級での考え方、一人のサムライとしての考え方、
その時代生きる一人の男としての考え方なんかを、いろいろ感じさせてくれます。
年末年始で緩んだ(実際風邪ひいて静養中)心と体を清めてもらった気分です。
あと、最後に2人が歩くシーンのロケ地の桜が素晴らしかったですね。
どこかのお城ぽかったけど、どこだろう?
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