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花のあと (2009)

監督
中西健二
  • みたいムービー 208
  • みたログ 873

3.60 / 評価:500件

素材がいいだけに監督の力量のなさが……

  • bar***** さん
  • 2018年4月22日 21時56分
  • 閲覧数 3260
  • 役立ち度 0
    • 総合評価
    • ★★★★★

花のあと。ひどすぎるというほどではないのですが、決して平均点を上回ることのない映画だと思います。

まず、皆さんもおっしゃっているように、ミスキャストだと思います。主演の北川景子は、特別下手だとは思いませんが、このような「女剣士」といった難しいキャラクターを演じれるほどの実力の持ち主だとは思えません。良くも悪くもない、普通の女優だと思います。そういったことを本来監督は知っているべきなのですが、なぜこのような難しいキャラクターを演じさせたのか……本来責められるべきは、女優ではなく監督だと思います。

監督はまだおかしな事をしています。シーンの中に空白の時間がありすぎるのです。これは「静かな和の情感」の演出のためだと思われますが、そういったことは本来小物や所作の指導などで表現しなくてはならず、シーンの進行をゆるやかにすることで表現してはいけないのです。なぜならそこに必然性がなく、結果的に表現の無駄になってしまっているからです。これは監督に経験がなく、知恵が足りないせいです。

殺陣のシーンなどは、本来あってはならないクオリティの低さで、北川景子にあのレベルの演技しかさせられないなら、いっそコメディにしなければいけないほどです。シリアスなムービーでああいったチャンバラはしてはいけません。それもこれも監督にきちんとした意識が欠けているからです。

褒めるべきところは一点。シーンの画は素晴らしかったです。美しい和の風景に心癒されました。残念なのは、それをきちんと作品にまとめ上げる力が監督に欠けていたことです。本来長回しすべきでないところで長回しをし、意味のあるセリフを吐いて、シーンに意味づけをすべきところを、意味のない微妙な情感を演出するための腐ったセリフを入れて、効果を台無しにしてしまっており、そういった惰弱さという意味では全編バランスが取れています。

ようは、凡作以下だったということです。素材は悪くないだけに、いっそう監督のだらしなさを感じます。

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