2010年1月30日公開

イエローキッド

1062010年1月30日公開
イエローキッド
3.2

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作品情報上映スケジュールレビュー

作品レビュー(40件)


  • aco********

    3.0

    鳴り響く鉄筋工場の音

    フィジカルに練られたキャメラワーク、演出、スピード感、どれもなかなかのもの。最終的に、結局何が起こっていたのかよく分からなかったのだが、ほのかに温かい温度感を残して終わるのもいい。 認知症のおばあちゃんの存在がさりげなく効いている(おばあちゃんに助演女優賞をあげたい)。 忘れがたいシーンも多数あげられる。 公衆トイレでの出来事、ジムのトイレでの出会い、独り言を続けながらお漏らししている祖母の足元、万引きの後の心理描写、横浜の夜景をバックにした屋上、消灯したジムのリングでシャドウする姿、…。 イっちゃった表情を撮るのが滅法上手いが、それだけじゃないものを感じる。

  • kak********

    1.0

    気持ち悪い。

    何が気持ち悪いってこのあからさまに関係者で固めた陳腐な高評価レビューの数々。 少なくとも面白い作品ではないだろ・・・

  • jaz********

    2.0

    ネタバレ4点

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • やふたろう

    5.0

    まり子さん、壮絶な“力”を感じる良作です

    試写会に招待されたら監督に「まりこさんという人とお付き合いしたことはありますか?」と聞く予定だった。それが原因だったのだろう、試写会に呼ばれる機会には巡りあわなかった(涙)。“東京藝術大学”と聞いただけで直立不動になってしまうような高嶺の花。そんな大学の連中がどういった映画を撮るのか、興味津々で有料鑑賞。 ん~、これは良い。大満足です。レビューにはいかにも関係者と思われるようなバージンレビュー満点評価が花盛りで、万人受けしがたい作品にしてはやや評価が高止まりですが、気にすることはない。ラストも観客には一切気を使うことなく、芸術家なりのまとめ方で終わる。興行成績など気にしない一方通行の作風だから、ベクトルが合えば申し分ないわけだ。そのベクトルは『リリィ・シュシュ』に向いてます。『リリィ・シュシュ』フリークなら大丈夫ですよ。 主演・遠藤要、彼の代表作となりうるだろう。彼のボクシングシーンは本物だ。わが地元川崎・元住吉のブレーメン通りでひったくりなどしやがって。許さん。若手俳優の中ではきらりと光るバイプレイヤー、波岡一喜。彼もたいしたもんだ。 現在、渋谷で上映中の青春グラフィティ『ボーイズ・オン・ザ・ラン』に『イエローキッド』2作品とも満点だ。東京、大阪でしか公開していない事情もわからないではないが、地方の若者たちに「アバターだけが映画じゃない。こんなせつない映画もあるんだよ。」と教えてあげたいね。

  • kzy********

    3.0

    期待していたが

    前評判がよく期待していたのですが、期待はずれでした。公開初日のレビューがないのも頷けます。バイオレンスとかスピードとかいった言葉で評されていましたが、それほどでもなく、粗削りでも、何かが強く伝わってくる、ということもなく。卒業制作にしてはよく出来ているかも知れませんし、映画祭ではダントツだったのかも知れませんが、渋谷の場内には、う~ん、という空気が漂っていた気がします。

  • kentaro

    4.0

    次回作が楽しみ

    前半はさえないボクサーとマンガ家の生活が別々に描かれている。 が、二人が接点を持ち始め、後半になるとマンガ家の描く虚構と現実が入り交じって、話がちょうどいい感じにスピードアップしていく。 先輩に殴られるシーンや主人公が鉄板を殴るシーンはなかなか生々しかった。 また、おばあちゃんがお漏らしするシーンもリアルに描かれていたし、チラ見せとかカメラの使い方がうまかった。 一番印象に残ったのはマンガ家の「まだ本気じゃないけどね、本気出したらもっとすごいよ」というセリフ。 マンガ家のよじれた性格をうまく表していておもしろかった。

  • おとにょ

    4.0

    暴力的だが ついつい引き込まれる映画

     登場人物が皆クセモノばかりで 主人公にも全然共感はできないんですけれども、 なんというか 非常に暴力的でついつい引き込まれてしまいました。 かなり以前に、北野たけし監督のデビュー作 「その男、凶暴につき」を見た時と同じような気持ちになりました。 痴呆症の祖母と二人で暮らし、ボクサーを目指す貧しい青年「田村」。 そして「イエローキッド」というマンガを描く漫画家「服部」。 この二人が出会うことでストーリーが展開していきます。 主人公の田村を演じるのは「クローズZERO」シリーズに出演していた遠藤要さん。 はじめのうちは寡黙な性格で 同じジムの先輩にいいように利用されてるんですけど あることをきっかけに、纏う雰囲気がガラッと変わります。 トップページに使われている画像がちょうどその場面です。 この後の主人公の行動には全く共感はできないんですけれども 一瞬で雰囲気が変わるところは流石だなぁと感じました。 そして もう一人の主人公とも言える漫画家の服部。 はっきり言って この男にはまったく感情移入できませんでした。 やることなすこと すべてが「???」でした。 公衆トイレで○○○してる声に興奮し、その隣の個室でオ○○ーしたり、 合鍵を使って元カノの部屋に忍び込み 植木にしょ○べ○したり。 「。。。はぁ!?」という行動が多すぎでした。 かなりクセのある役でした。 しかしこの映画で最も印象に残るのは、ボクシングジムの「榎本先輩」です。 この人危なすぎ。笑 とても演技には見えないです。 本物のワルなんじゃないかと思いましたよ。笑 普段はいったいどんな人なんだろ。。。? これが映画デビュー作とのことなので これから注目していきたいと思います。 榎本先輩の危なさを見るだけでも この映画を見る価値は充分にあると思います。笑 この映画を作った真利子哲也監督はまだ28歳。 これからが楽しみな監督さんですね。 わずか200万円の予算で しかも10日あまりで作られたとは思えない出来栄えでした。 荒々しい中にも なにか不思議な魅力のある映画です。

  • 笑福亭つるびえ

    4.0

    素朴な奇抜

    最初はホームビデオで、アットかなと思いきや、 もう奇抜でした。 どこまでが現実だつたのか 想像だったのか。 1本のビデオカメラは 限界がないね。

  • ant********

    2.0

    現時点ではまだマニア向け

    マリコ監督、恥ずかしながら本作で初めてその名を知りました。 自主映画レベルなら群を抜いているとは思いますが、 かつて「鬼畜大宴会」や「VERSUS」や「運命じゃない人」を見た時のような衝撃はなかったです。 脚本の甘さを役者の力で助けてもらったように見えます(でんでん氏は最高!)。 演出力は確かにあると思うので、すぐれた脚本家と組んだ時にさらに進化する監督かもしれません。

  • aqu********

    3.0

    どうしようもなさからの脱出

    ただひたすらに退廃的で刹那的。 とことん落ち込みたい人には向いているかも。 私には合いませんでした。 ときどき、こういう作品に出会います。(^_^;) 太宰作品もよく読まれる昨今。 こういう浸るタイプのものが、流行ってる? 暴力って他者も傷つくんですけど 本人も傷つくんですよね。 そこで自暴自棄になっていく姿が 痛々しすぎる。。。 どこにもたどり着けない 八方塞がり感。 ほんと、負のスパイラルに墜ちていくと 泥沼なんです。 ちょっとした光が 閃光のように見えてしまって 逆にしがみついてしまうから 遠ざかる。 正のスパイラルに持っていけた人が そこを維持しようと思う根底は 負のスパイラルからの脱出が いかに困難かを、よく知っているから。 はい上がりたくて、はい上がれなくて もがいてる。 やることが空回りしていくふがいなさ。 やる気を出すことすら、一苦労だというのに 億劫になり、臆病になり、あがいてる。 爆発する感情と、何も変わらない現実。 想像ばかりが悪い方へと向いてしまい 一歩を踏み出すことへの勇気が、どれほど必要か。 (映画の感情をシンクロさせると  こんな感じ!?(^^;) 迫真迫る演技で、 墜ちることに歯止めがかからない。 逆に素晴らしいんですよね。 私としては、少しの光もほしかったですが。 ほんとは手放して、今ある状況を じっと見ることができれば どうしたらいいかは 自ずと見えてくるのですが それが若さなのかもしれませんよね。 どんな感情もじっとこらえて 台風のように、いつか過ぎ去るのを待てれば 落ち着いてきて、まともな考えも、 浮かんできたり、するものです。 でもこれは学生作成なので、やっぱり 若者向け映画、なのかもしれませんね。 若者よ、若さは青さです。 私も苦しかったので、戻りたいとは思いませんが その苦しみに耐えうるための若さです。 人生、あがききって、抜けてください。 期待して待ってます。

  • sav********

    4.0

    製作費は200万円でも作品は錦

    誰目当てとか 何目当てとか まったくなく、 なんか好きな 映画の香りがしたから。 それだけの理由で行ってしまいました。 だから事前情報は一切なく、 鑑賞後に帰ってきてから、、、 ?東京藝術大学大学院修了作品 ?黒沢清監督の教え子 ?『ラッシュライフ』柄本佑くんの  パートを担当していた監督さん だったことを知りました。 もし?の情報を事前に知っていたら 絶対に行ってませんでしたよ。だって、私同作 星1個ですし、Yahoo!映画全体でも、平均評価が2.02ですから。 結果としては、 それを知らなくてよかったんですけどね(苦笑) 公開初日の劇場は6割程度の入り。 上映後出たところ、次の回を待つ お客さんも既にけっこういらっしゃってビックリ。 そんなに監督さん、有名な人なのかな????? ☆彡     ☆彡 吉本の芸人さんあたりが監督をしていたら、 もっと話題になったし、もっとメディアに取り上げられたんじゃないかな メジャー作品の監督をしたら、どんな作品になるんだろ。一度観てみたいな(笑顔) 早めに着いていたので 私の前の回を観終わった人の 表情を、いつもどおり眺めていたのですが、 皆さん、無表情の人ばかりだったんです。 無表情になった理由、よくわかりました。 おそらく、考えながら劇場を歩いて出てきたのでしょう。 エンドロール後、ある映像が流れます。 「夢落ちにはしたくなかった」含め この映像に関する真利子監督のコメントが 公式HPに掲載されていますが、このシーンを どのように解釈するべきか、頭の中で整理をしながら 出てきたがためにパッと見、無表情にみえたのでしょう。 だから、無表情ではなく 正解は、考え込んでいる表情と受け取るべきでした。 前の回に出てくる人、 よくよく考えると、いつもと違ってたんです。 退場速度が遅いって言えばいいのかな。 劇場が空っぽになるまでの時間がいつもより長かったんです。 きっと、座ったまま、お連れの人としゃべりこんでしまったんでしょうね。 と、周りの人の反応ばかり書いてきましたが、 私はというと、同じく考えの霧の中へと迷い込んでしまいました。 だから、公開初日恒例、ぴあ出口調査員に点数を答えられるはずもなく、 (今なら、80点と回答するけど)無言で通り過ぎるのではなく、 「ごめんなさい」とハッキリ口にして丁重に辞退させていただきました。 声を出して、断るなんて初めての経験ですから、 その時点で、自分の中の感情が行くとこまで行っちゃってる証拠なんですが。 だって、時間が立てば経つほど、ムカムカ?ヒリヒリ? なんか、感触が似てるんだよな、と感覚の糸をたどると 超激辛坦々麺を食べた後にくる、独特の下腹部の痺れにソックリ。 胃薬を飲んだほうがイイかな?と思わされるほどやられちゃいました。 ◇   ◇ 心に焼きついているのは ストーリーの運びよりも、 作品全体から発せられている 圧倒的な力と、岩瀬亮さんの怪演。 とても不気味ないっちゃってる 漫画家役を演じられていますが、 存在感抜群だし、時折みせる変な行動も 本来ならありえないんですが、彼なら、 そうしそうだし、そういう人がいそうに見えてしまうのが不思議。 真利子監督同様、 この役者さんも、 メジャー作品に出演された姿を見てみたいです(笑顔) ☆彡     ☆彡 冒頭の感想に触れますが なんでかな?具体名は浮かびませんが なんとなく、吉本の芸人さんでこんな テイストの作品を作るのが好きそうな 人がいるんじゃないのかな、って気がしたんです。 あと、吉本の芸人さんだったら もっと大きく宣伝もされるので それだけ多くの方に作品を観て もらえる可能性も高くなりますよね。 全国で順次公開が決まっているようですが もっとメディアで取り上げられてもイイかなと思いまして。 まぁ、製作費が200万円ですから、宣伝費は残っていませんよね。 目指せ、日本版『パラノーマル・アクティビティ』ってところでしょうか。 真利子監督の次回作を楽しみに待ちたいと思います(笑顔)

  • kat********

    1.0

    イエローキッド

     ストーリーが良くないと感じた。

  • jun********

    1.0

    久々の☆ひとつ

    途中から、どう終わらせるのかと思って観てました。 ラストシーンの「重層的」な作りもわからなくはないです。 でも、後味が悪すぎ。 希望を語れとはもちろん申しません。「辛き地上を」われわれは生きているのですから。 でも、つらさや悲しさや、苦しさやるせなさ焦燥暴力。。。。「現実」を描くにしても、これではあんまりです。誰にも感情移入させないという作り手の覚悟は買いますが、表現とはそもそも何のためにあるのか、などと思ってしまいました。

  • aoi********

    3.0

    気持ちの入りところ

    低予算の中、非常にうまく作られてると思いますが 内容的に気持ちの入るところが見つけられず、 なんとなくな感じで終わってしまいました。 良し悪しは、人による部分が大きいかと思います。

  • ryo********

    4.0

    久々のカウンターパンチ

    新人監督らしかぬ緻密な構成力によって完成した作品で、普通に映画として面白かった。自分にとっての現実と他人にとっての現実、自分から見た虚構と他人から見た虚構、誰にとってもその真実は曖昧であり、誰にとっても現実は確信の持てない虚構になる。そんな不確かでありながらも常に存在し続ける現実を、独特の手法を用いて表現した作品になっている。 観る前はもっとシンプルに暴力を描いているのかと思っていたが、様々な要素が入り乱れているのに驚かされる。ボクサーを目指す主人公・田村と漫画家・服部の関係性が軸となり、「イエローキッド」というアメコミをストーリーテラーに置く事で物語が構成されているのだが、そこに付随する様々な出来事がより物語に深く食い込むようになり、2人の関係性を徐々に変化させていく様子が描かれていく。 そのプロセスを丁重であり自然に描いているので、登場人物たちの心情の変化が手に取るように伝わってくる。人物描写も実に的確で、ちょっと型にハマっているようにも思えるが、明快な人物像を描く事で後半の怒涛でグチャグチャな展開も混乱する事無く鑑賞する事が出来た。個人的には「上手くまとめ上げたなぁ」と感心してしまう。 演出技術もキチンと兼ね備えていて、寄り過ぎなカットが多いものの、激しい心情の変化を捉える演出は監督としての確かな技量を感じられる。特に長回しによる歩きのショットは見事で、偶然かもしれないがちょっと神がかったシーンになっていてゾクゾクした。 登場人物はロクデナシばかりが登場し、それを見事描き分けている。特に漫画家・服部のダメさ加減は素晴しく?、服部を演じた岩瀬亮の好演もあって中々の人間失格振りを発揮していた。でんでんの風格あるベテラン振りや個人的なお気に入り俳優・波岡一喜の出演も嬉しかったし、有名・無名問わず俳優が演技力を発揮していた作品だったと云えるだろう。 これは20代監督って事を考えると凄いと言わざるを得ない。俳優に演技指導できない演出家がザラにいる昨今、何の不満も無く物語に没頭できる演技を引き出したのだから。そんなの本当なら出来て当たり前なのに、それができない演出家が今はホント多すぎるよ。だったら確固たる世界観を創れよ!って言いたいが、それができる人なんてより以上稀になってしまうんだよなぁ。 後半の展開にさじを投げてしまう人もいるかもしれないが、私は結構好きな”魅せ方”なので(言葉で説明するのは難しいが)大いに堪能する事ができた。それとエンドロールは絶対に終わるまで見て欲しい。作品の価値観を覆すカウンターパンチが待っているので。 ・・・そりゃさすがに言い過ぎかな?

  • gei********

    5.0

    胸が打ち震えた作品。

    主演の遠藤要クンの大ファンで、彼の出演した作品はテレビも含めてすべて観ています。 そんなわけで彼のこの「初主演」作品も当然のごとく追いかけていたのですが、ようやく東京芸大大学院の横浜キャンパスで行われた試写会でこの作品を観ることができました。 そのときは、何で要クンが大学院生と一緒に映画を??、とか、大学院の映画なのに、「クローズ」シリーズでも共演していた波岡一喜さんが出ている、何と豪華な(笑)・・・とか、そんなことばかり考えてしまったのですが、スクリーンを観続けていくうちに、いつしか映画そのものに引き込まれてしまっていました。 いつもとは違う気弱な青年を演じた要クンの演技力ももちろん最高だったのですが、本当にこれを大学院生の子たちが作ったの??って驚くほどの映画としての質の高さ。他のレビュアーの方も書いていらっしゃいますが、観ているこちらがヒリヒリするほどの緊張感が素晴らしいし、「クローズ」ばりのアクションとスタイリッシュなアメコミ調の色使いに胸躍らせれば、おばあさんとのエピソードでは思わず涙腺が・・・とまあ、きちんとエンタメとして成立しているんです。 強いて言うなら、ラストのワンシーンに賛否両論あるかもしれませんが、これは観る人によるかもしれませんね。いずれにしろ、力強く、切なく、そしてスタイリッシュな作品だと思います。要クンも最高です。

  • かくれが

    3.0

    イエローキッド@みなみ会館

    オススメ度・・・2 感情移入は出来ないが…度・・・5

  • bar********

    4.0

    久々に期待できる新人登場

    東京イーストサイドのカルチャーを引っ提げた新人監督の登場。 冒頭と中盤の疾走感がたまらない。 ねちゃっとした人間と暴力的疾走感。 これは学校の卒業制作ということなのでそれ以上は望まない。 渋谷界隈の劇場の狭いフィールドにとどまらない商業映画のフィールドで何をやってくれるのかが本当に楽しみな才能です。

  • aav********

    4.0

    漫画家 × ボクサー @ 妄想 × 現実

    漫画家とボクサー、二人の人生が交差するとき、 何かが生まれ、そして何かが壊れる。 アメリカンコミック『イエローキッド』 ?田村? かつて、日本人が描いたその『イエローキッド』の続編に影響され、 ボクシングの道へと足を踏み入れた男『田村(遠藤 要)』 若くに両親を亡くした田村は痴呆を患った祖母と二人暮らし。 祖母の介護を一人でしながらアルバイトに明け暮れる毎日だ。 そのアルバイトも、暴力沙汰が原因でクビになることもしばしば・・・ そのせいもあって、毎日の生活費にも苦しむ田村は、 素行の悪いジムの先輩『榎本(玉井英棋)』に連れられ、 当たり屋をやって小銭を稼ぐ日々。 そんなある日、いつものようにボクシングジムに顔を出した田村は、 そこである一人の男と運命的な出会いを果たすことになる。 ?服部? 『服部(岩瀬 亮)』は、その続編を描く多くの隠れファンを持つ新進気鋭の漫画家だ。 服部はかつての旧友で、 元アマチュアボクシングのチャンピオン『三国(波岡一喜)』を主人公にした、 『イエローキッド』の新作を描くため、三国やその周囲への取材を続けている。 ある日、かつての恋人で現在三国の恋人である『麻奈(町田マリー)』に食事に誘われた服部は、 訪れた麻奈のアパートで三国と出くわし、麻奈をめぐって口論となる。 二人とまるで喧嘩別れをするようにその場を去った服部は、 三国に対する憎悪の気持ちをマンガで表現しようと、 本来主人公であったはずの三国のキャラクターを悪役へと変えてしまう。 さらに取材を続けようと三国のボクシングジムを訪れた服部は、 そこである一人の男と運命的な出会いを果たすことになる。 物語はそこから大きく動き出すことになる。 監督は、様々な映画祭に招待され、【ラッシュライフ】において、 複数あるエピソードのうちの1エピソードを担当した『真利子哲也』 今作【イエローキッド】は、彼の長編初監督作品。 とにかくこの監督、<日常> を描くのが上手いと思った。 日常生活におけるちょっとした仕草や行動が上手に表現されてるように感じました。 ただまあ、それがクドイと感じることも無きにしも非ずで、 特にオープニングのシーンでは多少それを体感。 それと、演出的に分かりづらい点があって、 家に帰ってパンフを見るまで気付かなかったこと、そして理解できなかったことがありました。 ●気付かなかったこと →→→ 田村が服部の○○を盗むシーン 実はあれ、榎本に命じられて××を盗もうとしてたんですね。 確かにその後のシーンを思い返せば 『なるほど』 です。 ●理解できなかったこと →→→ ラスト 死体。二人の服部。隠しカメラ。エンドロール後。 ひっくるめて『・・・・・・・・・・・・・・・ん?どういうこと?』状態でした・・・が! これもまたパンフを見てアンダースタンディング!! 漫画家とボクサーの、妄想と現実がよく表現されてるいいラストだったと思います。 確かに、パンフを見てはじめて内容が理解できるってのは問題ありですが、 真利子さん、長編<初>監督ですよ。全然大丈夫です!これからです!応援してます!期待してます! こぼれ話 主演の遠藤 要さん。実は榎本役でオファーを受けてたらしい。 しかし、本人がどうしても田村をやりたいということでキャスト変更。 急遽榎本役に、これまた長編映画初出演の玉井さんが起用されました。 しかしこの起用がバッチリ大当たり!いい役者さんです! 今後、北野監督の作品なんかで見たい気もしますね。 真利子さん同様、期待してます!

  • was********

    5.0

    次回作が楽しみ

    漫画家、ボクサー、チンピラ達のストーリーは 見えてくるが そこで感情移入をさせないようにしているかのような 意地悪な映画。 最後の仕掛けも面白い。 真利子哲也監督、短編で活躍されていたとのこと。 短編も見てみたい。 いずれにしても次回作が楽しみです。 期待も込めて星5つ。それなくても5つかも。

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