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アイアンマン2 (2010)

IRON MAN 2

監督
ジョン・ファヴロー
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3.63 / 評価:2,252件

解説

自ら発明したパワード・スーツで平和のために死闘を繰り広げる天才科学者兼経営者トニー・スタークを描き、大ヒットを記録したアクション大作『アイアンマン』の続編。アイアンマンであることを公表したトニーに、新たな敵が襲い掛かる。ロバート・ダウニー・Jrが引き続きアイアンマンを演じ、監督もジョン・ファヴローが続投。対する敵役には『レスラー』のミッキー・ロークや『ブラック・ダリア』のスカーレット・ヨハンソンなど実力派俳優たちがふんし、スリリングで迫力あるアクションが期待できる。

シネマトゥデイ (外部リンク)

あらすじ

パワード・スーツ受け渡しの国家命令を拒否した科学者兼経営者のトニー・スターク(ロバート・ダウニー・Jr)。ある日、トニーの前にウィップラッシュ(ミッキー・ローク)なるアイアンマンと互角のパワーを持つ敵が現れたことから、トニーは再びパワード・スーツに身を包みアイアンマンとして立ち上がる。

シネマトゥデイ (外部リンク)

映画レポート

Iron Man 2, the Movie: (C) 2010 MVL Film Finance LLC. Iron Man, the Character: TM & (C) 2010 Marvel Entertainment, LLC & subs. All Rights Reserved.
Iron Man 2, the Movie: (C) 2010 MVL Film Finance LLC. Iron Man, the Character: TM & (C) 2010 Marvel Entertainment, LLC & subs. All Rights Reserved.

「アイアンマン2」怪しげな登場人物が多すぎるが、主人公の「のほほん」はやはり魅力的

 トニー・スタークは楽しいヒーローだ。もともとは兵器産業の経営者だが天才的な発明家で、戦場で九死に一生を得てからは世界平和の推進者に変身した。しかも、自身の考案したアイアンスーツに身を固め、陸でも空でも大暴れするときている。

 が、スタークの顔を見ると、私は「ラウンジ・リザード」という言葉を思い出す。複数形にすればバンドの名前になるが、要はごろちゃらした遊び人を意味する隠語だ。これは、スタークに扮するロバート・ダウニー・Jr.の功績だろう。彼の演じるスタークには、威厳や風格がない。頭は切れるが、突飛で落ち着きがなく、危機に瀕しても緊迫感や焦燥感を漂わせない。もちろん、私は彼を褒めている。

 スタークの性格は「アイアンマン2」になっても変わらない。平和主義の傾向は強まり、心臓に埋め込んだ特殊電池から毒素が漏れて生命を脅かされているものの、彼は相変わらずのほほんとしたままだ。

 その態度は、悪役を前にしても同じだ。自分の父がスタークの父に発明を盗まれたと信じ込んでいる凶悪なロシア人科学者(ミッキー・ローク)が高電圧の鞭を振るおうと、アイアンスーツの量産を狙う商売人(サム・ロックウェル)が陰謀をめぐらせようと、スタークはとぼけた表情を変えない。

 私は安心した。悪党が意外にもろく、話の筋立てが単純な割には怪しげな登場人物が多すぎるのは映画の弱点だが、ダウニー・Jr.の創造したスタークの新鮮さは今回も衰えていない。「ダークナイト」や「スパイダーマン2」のような偏執狂的パワーに欠けるのは物足りないかもしれないが、スタークの「のほほん」ぶりは、他に替えがたい魅力だ。私は、ダウニー・Jr.の味方につきたい。(芝山幹郎)

映画.com(外部リンク)

2010年6月3日 更新

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