あらすじ・解説
ある日、ほかの惑星から正体不明の難民を乗せた謎の宇宙船が、突如南アフリカ上空に姿を現す。攻撃もしてこない彼らと人間は、共同生活をすることになる。彼らが最初に出現してから28年後、共同居住地区である第9区のスラム化により、超国家機関MNUは難民の強制収容所移住計画を立てるのだが……。
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作品レビュー(1,696件)
- ech********
4.0点
映画としてはテンポが凄く早いし、娯楽性も高いし、設定は奇抜なのにリアリズム満点だし、なかなかの作品です。 ただ、やり過ぎ感高い宇宙人がグロテスクな割には、メッセージ性も含まれているので、おバカなドタバタアクションとして笑い飛ばせばいいのか、シリアスにとらえるべきなのか迷います。 アパルトヘイトの実際の事件をモデルにしているらしいけど、南アフリカ人じゃないとそこはわかりません。戦闘シーンは中東戦争ぽくて、かかる音楽も何やらコーランみたようなアレンジで、更に錯乱します。後引くような、夢に観そうな独特の味わいがあります。南アが舞台の映画って殆ど日本ではお目にかからないので、町の雰囲気も珍しいですね。
- sar********
3.0点
ギャグなのかシリアスなのか、笑っていいのか泣いていいのかわかりません。 とにかくわからないことだらけです。 エイリアンは賢いのか馬鹿なのか? 宇宙船の燃料で何故トランスフォームするのか?等々 文句なく良いと言えるのはロボットがかっこいいことです。
- hik********
5.0点
これは衝撃的な一作でした。 パッとしなさそうなストーリーに思えましたが、話の運びとテンポが抜群に良く、全くだれること無く鑑賞できました。 段々と良い意味で漫画的な展開になっていき、ああそういう展開になるのか、と唸らせられた。 何といっても視覚効果に本当に驚かされた。低予算ながらも妙な迫力があり、地味な映像美かもしれないが、リアルさが抜きん出ている。 例えば、人間とエビが一緒に映っているシーンなどだが、とにかく違和感を全く感じないのだ。 映像もそうだが、音響面においても素晴らしいの一言で、エビたちの武器の発射音とか格好良すぎた。 あの「トランスフォーマー:リベンジ」を差し置いてアカデミー賞の候補に選ばれたのも頷ける。 クライマックスは大バトルへと展開していき、これほどまでの興奮と快感を感じさせてくれたの映画はかつて見かけなかった。
- cya********
3.0点
色々グチャグチャとテーマを混ぜ込んでいるのに、良くまとまっている。 移民・難民・人種差別とかのメッセージにもとれるようにしてるんだろうな。 戦争モノやランボーみたいにもとれるし、ザ・フライともとれるし、インディペンデンスデイとかエイリアンともとれるし、ETみたいにもとれる、それでいてコメディーも含んでる。 本当に色々混ぜこんでるのに、まあまあまとまっている。 内容よりも、色々混ぜこめる構成力に感心。
- oir********
5.0点
南アフリカが舞台だけに序盤はアパルトヘイト廃絶の憂さを晴らすために白人製作陣がエイリアン(=黒人とみなし)をからかいまくるたちの悪い映画とばかり思い込んでいた。 エイリアン居住区の強制移住の場面などは、文字の読めないアメリカインディアンをだます「契約書署名」の手口を使うなど胸糞悪い気持ちにもさせられる。 ※日本もアイヌの土地を汚い手口で取り上げているので片腹痛い・・・。 しかし、主役の白人がなんとエイリアンへと徐々に変身し始め、そして「インテリエイリアン親子」らとのヒューマンなドラマが展開するあたりからググッと映画に引き込まれてしまう。 そこからラストへ向けては主役白人とエイリアン親子に自然に肩入れし応援する心境になってしまったのだから全く分からないものだ。笑 そして秀逸と思ったのは「3年後に(エイリアンに変身しかかっている白人を)助けに戻る」という約束だけ残しエイリアン親子は地球から去り、白人は・・・・・(みなまでは申すまい。笑) 明確にではないが希望がかなり持てそうな準ハッピーエンドの場面へ収束させたのには唸らされてしまったよ。 終盤はクソッ・・と悔しくなりながら見ていたが、これは製作陣にうまくしてやられたね。 4.8の五つ星
スタッフ・キャスト
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受賞歴
LA批評家協会賞第35回