レビュー一覧に戻る
第9地区
2010年4月10日公開

第9地区

DISTRICT 9

PG121112010年4月10日公開

pap********

3.0

見る者にあえてツッコませる、監督の愛情。

こういったジャンルはもともと得意ではないのですが、 巷の評価の高さとアカデミー賞ノミネートということで かなり気になってました。 このテのジャンルがアカデミーに受け入れられると いうのはかなり異例ですしね。 率直な感想は、 『ん~、こういう話だったのかぁ・・・』と(苦笑)。 決して面白くなかったわけではありません。 確かに今までのエイリアンものの中では新しいです、斬新です。 どちらかというと、今までのエイリアンは人類と 敵対するという忌むべき存在が多かったのに対し、 本作での異星人『エビ』(笑)は、第9地区においては ギリギリながらも人類との均衡を保って生活しています。 何が好感持てるかって、ピーター・ジャクソンが『エビ』で 完全にアソんでるコトですね。 あの見てくれからして『仮面○イダー』に出てきそうだし、 エビの好物がキャットフードとか、いいですねぇ(爆)。 思いつきのみで考えられたような安っぽさが ミョ~なリアリティを生み出します。 実際あんなのがいたら、本当にネコ缶とか食べそうな 気もするワケですよ(←?)。 ドキュメンタリー調な作りからもわかるように、 監督はいかにエイリアンを身近に感じさせるかに徹しています。 言ってしまえばさながら壮大な『コント』でもあるわけです。 『そりゃないだろ!』なコトを、あえて見る者にツッコませて 笑わせエンタメに徹する・・・監督の愛情ですね(笑)。 そして本作の見どころは、主人公と特定のエビとの『交流』です。 まぁ交流なんて生易しいモンでもありませんが-。 ここらへんがアカデミーにノミネートされたポイントでも あるのかなとは思います。 さりげなく親子愛なども盛り込み、設定はかなり良かったとは 思うのですが、『ドラマ』が思ったより浅かった-。 もうひと手間加えてあげればもっと感動できたのになぁという-。 しかも、結局は自分のことしか考えていない主人公のキャラクター にも共感できず、のめり込めませんでした。 ちなみに、上映が終わりゾロゾロと歩いていく他の人達の声に 耳を澄ませていると『まぁまぁ、かな(苦笑)』や 『ツッコみどころ多すぎて・・・(笑)』という苦笑まじり のものが多かったですね。 でも私が1番笑えたのは、奥さん・・・真面目に 『まさかアナタがエイリアン女と○○したなんて・・・』とか -信じるなよ(爆)!! そこだけは唯一主人公に同情しました。 というか、エビに性別があったんですね( ・ ω ・ )。

閲覧数393