2010年4月10日公開

獄(ひとや)に咲く花

942010年4月10日公開
獄(ひとや)に咲く花
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作品情報上映スケジュールレビュー

あらすじ・解説

1854年、激動の幕末期、寅次郎(前田倫良)は黒船でのアメリカ密航を計画するが失敗し、長州・萩の武家専用牢屋敷の野山獄に投獄される。彼は獄中で、武士階級でありながら身分の低い者たちと交流した罪で捕えられた久(近衛はな)と出会う。二人は今まで誰も生きて出られたことのない悪名高い牢獄で、少しずつ交流を深めていくが……。

シネマトゥデイ(外部リンク)

本編配信

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予告編・動画

作品レビュー(21件)

切ない23.2%泣ける15.9%知的13.0%悲しい11.6%ロマンチック11.6%

  • Story Teller

    4.0

    暖かい日本映画

    獄(ひとや)に咲く花を観ました。 はなちゃんはこういう地味だけど優しい映画、よく似合いますね。 7年も前の作品なんですね。 じゃまだまだ無名に近い頃かな? 吉田松蔭のキャラも面白かったです。 まずまず良かったです^_^! 星は ★★★★☆ 3.5ですかね。

  • tan********

    5.0

    名作です

    昨日、有楽町で見てきました。 以前からとても楽しみにしていた映画で、期待を超える作品でした。 ストーリは萩・野山獄での獄中生活が中心で、映画の所々に出てくる松陰先生の言動がとても印象的でした。「人間は磨けば皆光る原石であります」、「過去は関係ない。今をどう生きるかが重要である」など、今でも心に残っています。 松陰先生が入獄する前の野山獄は暗い雰囲気だったのですが、松陰先生が囚人を励まし、ともに学ぶことによって、獄が次第に明るくなっていくところが印象に残りました。 出演や演出も良く、特に出演者は知らない俳優さんが多かったのですが、演技力が素晴らしかったです。 僕は、松陰先生の純粋すぎる生き方が大好きです。先生の誠実で、勤勉で、かつ思いやりがあるところは、今を生きる日本人の多くが失いかけたものではないでしょうか。効率性を重視し、物理的な豊かさを求めがちな現代人が、松陰先生をはじめ過去に生きた人から学ぶべきことは多いと思います。 映画を見て松陰先生の言葉を忘れずに励みにしていきたいと思います。 この映画をできるだけ多くの人に、できれば全ての日本人に見てほしいです。

  • hir********

    5.0

    人間・吉田松陰を描いた良作!

    偉人として崇拝される吉田松陰ではなく、人間・吉田松陰を描いた良質の映画。 幕末好きならもちろんですが、 そうでない人も充分に楽しめる映画です。 『我らは皆、磨けば光る原石であります』 『大切なのは、今あなたが、何をしているか。 これから何をするかが大事なのであって、過去にあるものではありませんよ!』 今、幕末がクローズアップされ、 幕末志士たちに多くの人々が魅かれるのは、 現代の日本人が失っているある種の価値観を、 当時の日本人たちが持っていたからなのだと思う。 この映画は吉田松陰という人物を通して、その価値観を描きだそうとしています。 残念のことは2つ。 ひとつめは、江戸に送致された後、伝馬町牢獄での松陰がほとんど描かれていないこと。 ふたつめは上映している映画館が極端に少ないこと。 特に2つめは、ただただ残念。

  • rir********

    4.0

    恋心が募るほど美しく

    今年は吉田松陰の生誕180周年らしい でも吉田松陰について、実はよく知らない 「松下村塾」の主宰者 幕府の閉鎖的な体制に意を唱えた思想家 安政の大獄で斬首の刑に処された ざっとそのくらいの知識はあるが、彼よりむしろ弟子の方が世に名高い 明治維新に活躍した伊藤博文や高杉晋作など層々たるメンバーがいる そのことからも彼の指導が倒幕に一役買っていたのはまず間違えなさそうだ 私は偉人好きの似非歴史ファンだが、幕末時代で胸がきゅんとなるのは新撰組の三文字・・・ こまかく勉強し直す気にはなれず “獄中ただ一度”という恋愛方面に心引かれていたので、まあ支障はないだろうと止めました そして鑑賞後、私の吉田松陰に対する知識は増えたかと言えば 上記に、志し半ばで終止符を打った30歳の生涯だったということが足されたくらい でもその成し遂げんとした理想が無念に終わった短い人生、それ以上に感情が揺さぶられる事実はないだろうと思うので、この映画は私には充分に応えてくれた秀作でした 主役は松陰(作中は寅次郎)ではなく、高須久 この近衛はなさん、映画初主演みたいですが、なんとも一途でいじましい久を情感豊かに演じていらっしゃいました 調べると松方弘樹の孫で、両親共に芸能一家らしく、なるほど大物の匂いがぷんぷんしました 映画の主な舞台は、野山獄 房には鍵がかけられてなく、出入りは自由で食事も与えられるが、外界からは閉ざされている 同じ罪を犯した仲間がもっと条件の悪い牢獄に入れられたのを寅次郎はオカシイと反発しているシーンがあるので、百姓よりは身分の高い者が囚われているのでしょう 未亡人の久はほぼ無実の罪でここに入れられているが、親類からの厄介払いに等しく、他に居場所も寄る辺もない 獄中にいる者はみな似たような境遇で、食っては寝るだけの毎日に鬱屈としているものの、誰にも必要とされない身をひっそりと諦めている 学が高く、強い信念を掲げて生きている寅次郎の出現は、彼らに吹いた一陣の風になった 寅次郎は罪人である彼らに存在する意義を教え、希望を見出させる 最初、唾が飛びそうなほど新しい時代を饒舌に語り、かと思えば何も成せない自分の無力さに夜泣する寅次郎に、なんて熱血ぶり・・・苦手だなと感じてしまった 演じる前田倫良さんは、表情の作り方が大きいのでなおさら けれど久に感情移入していくと、寅次郎がただの説教臭い人物には思えなくなるから不思議なのです 純粋だからこそ、世間にある曲がった道が一切許せなく、正したいと理想を声高に訴えるのだろう 融通がきかない、頭でっかちな・・・でも誰より真っ直ぐで清廉潔白に生きようとしている 久を通して見ると、寅次郎は次第に魅力的で愛おしい人物になってくるんです 久は世捨て人のごとく、髪はぼさぼさ、化粧っけのない顔はくすんでいて、身なりには無頓着でした それがどうでしょう、物語が進んで彼女が恋心を募らせていく様子が切ないくらい観ている私も感じ入る頃には、眉を描き、紅をひき、着物で身を飾り・・・ 女は恋すると美しくなると言いますが、そうではありません 好きな人の目に映る自分が少しでも美しくあるように、努力するんです 久も少しでも身奇麗にした姿で、寅次郎と接したかった それも特別何かを望んでいたわけじゃなく、ただそばにいられればそれでいい まさにいじましい女心を我がことのように体感してしまい、思わず私の目から涙が一雫・・・ 目頭が熱くなることは多々あれど、めったに泣かない私 2010年初泣きの映画となりました

  • kih********

    3.0

    当たり障りのない、穏やかな松陰伝

     歴史上の人物への評価は様々で、一方では英雄と崇められ他方では極悪人と断罪される。結局は勝者の歴史となって、勝者の側に立った者が功労者であり英雄であり更には神になる。  吉田松陰はその典型的な例であって、国禁を犯して(それも失敗して)犯罪人として処刑されたのに、明治の新しい政権は明治2年に彼を東京招魂社に祀り、明治15年には松陰神社を創建して、神様にした。  野口英世を題材にした『遠き落日』では、冒頭に戊辰戦争の惨状がチラッと紹介される。「賊軍の汚名を着せられた会津」と説明される。「会津から偉人を出したい」という村人の話が映される。この気持ちは良く分かる。英世は政治家でも軍人でもないから「偉人」となることもできた。武士ではこうはいかなかったろう。時の政権の敵対者であったら、偉人・英雄にはなれないのだ。  偉人・英雄の伝記の映画かは難しい。観る人の立場によって、良く出来ているとも評価され、誇張が過ぎるとも評価される。数ある松陰伝の中で、これはどちらの側からも「可もなく不可もなし」といったところか。

スタッフ・キャスト

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近衛はな高須久
前田倫良吉田寅次郎(吉田松陰)
目黒祐樹福川犀之助
池内万作富永弥兵衛
勝村政信弘中勝之進
仁科貴源七
本田博太郎河野数馬
神山繁吉村善作

基本情報


タイトル
獄(ひとや)に咲く花

上映時間

製作国
日本

製作年度

公開日

ジャンル