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獄(ひとや)に咲く花 (2009)

監督
石原興
  • みたいムービー 19
  • みたログ 80

3.68 / 評価:34件

当たり障りのない、穏やかな松陰伝

  • 百兵映 さん
  • 2014年4月14日 10時44分
  • 閲覧数 760
  • 役立ち度 2
    • 総合評価
    • ★★★★★

 歴史上の人物への評価は様々で、一方では英雄と崇められ他方では極悪人と断罪される。結局は勝者の歴史となって、勝者の側に立った者が功労者であり英雄であり更には神になる。

 吉田松陰はその典型的な例であって、国禁を犯して(それも失敗して)犯罪人として処刑されたのに、明治の新しい政権は明治2年に彼を東京招魂社に祀り、明治15年には松陰神社を創建して、神様にした。

 野口英世を題材にした『遠き落日』では、冒頭に戊辰戦争の惨状がチラッと紹介される。「賊軍の汚名を着せられた会津」と説明される。「会津から偉人を出したい」という村人の話が映される。この気持ちは良く分かる。英世は政治家でも軍人でもないから「偉人」となることもできた。武士ではこうはいかなかったろう。時の政権の敵対者であったら、偉人・英雄にはなれないのだ。

 偉人・英雄の伝記の映画かは難しい。観る人の立場によって、良く出来ているとも評価され、誇張が過ぎるとも評価される。数ある松陰伝の中で、これはどちらの側からも「可もなく不可もなし」といったところか。

詳細評価

物語
配役
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