あらすじ・解説
子どものころからアンドロイドを人間視することなく、便利な道具として利用してきた高校生のリクオは、ある日、自家用アンドロイド、サミィの行動ログに不審な文字列が刻まれていることに気づく。親友のマサキと共にログを頼りに喫茶店、イヴの時間を訪れたリクオは、人間とアンドロイドを区別しない店のルールに驚く。
シネマトゥデイ(外部リンク)
作品レビュー(104件)
- ivo********
3.0点
序盤の持つ独特の雰囲気は、歴代ベスト級アニメの予感さえあったのだが、中盤で中だるみし、終盤の泣かせる風なシーンですべってしまった感が。。。 物にあふれた社会の発展の果てに、物を粗末に扱う人間の態度が、そのままロボットに対する差別意識になっていく。ロボットを機械とするべきか人格のある存在として尊重すべきか。SFとして目新しいテーマではないと思うが、その現場で生まれる気まずさをここまで生々しく描いた例はないんじゃないかな。そこはとても良かった。 しかし、男子二人の少年期のトラウマだとか、心の成長のプロセスとかの描き方がいかにも「良い話気」なだけで下手くそだし、彼らの個人的問題が、序盤に提示された社会全体の病理とつながっているという展開になっていかないため、興味を持続させる作品にはならなかった。とても惜しい。 クレジット後に、新たな展開を匂わせるシーンがあるが、これが本作の中盤あたりから入ってきて本筋と合流すれば眠い作品にならずにすんだかも。 甘ったれ男子が、精神性高い女子に手を引かれてためらいがちに冒険、成長していくストーリー構造は、新海作品やキミスイなど、文芸作風味の日本アニメやラノベ原作の多くに共通しているが、本作も典型的にそのひとつ。たぶん村上春樹の悪い影響なのだろう。
- sss
1.0点
早回しで観た。 もうちょっとなんとかならなかったのか。 /2.0(202102)
- sad********
5.0点
このレビューにはネタバレが含まれています。 - architect51
2.0点
アンドロイドと人間の共存というコンセプトは良かったけど、内容が薄く展開が遅く感じてしまった。 また不必要な演出が多い。 あと、人間側のリアクションが謎。えっ今そのリアクション?その発言?みたいなのが多々あってストレスに感じた。 私には合わない作品でした。
- やすき
4.0点
人型ロボが普及した未来が舞台の映画です。10年以上前の作品なので今を生きる人の思い描く未来と少しズレがあるかもしれないが、人とロボットの関係は今後考えなくてはならないテーマであり、それが如実に描かれている。終始同じテーマなので途中の話の印象は薄れるかもしれないが、最後のシーンは感動間違いなし。アンドロイド依存症の人を「ドリ系」と罵ることに違和感を持つかもしれない。でもロボットを愛する人もいればそれを懸念する人もいるだろし、倫理委員会が発足するのも不自然ではないのかも。 あと、登場人物可愛い。
スタッフ・キャスト
人名を選択するとYahoo!検索に移動します。