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ぼくのエリ 200歳の少女
2010年7月10日公開

ぼくのエリ 200歳の少女

LAT DEN RATTE KOMMA IN/LET THE RIGHT ONE IN

PG121152010年7月10日公開

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3.0

老人とエリの物語の方が興味深い

Gyao!の方のあらすじの書き方ですごく気になって鑑賞してみたが、そちらの文章とは少々違う印象を受ける映画だった あらすじで惹かれたのは、ラストのくだりをオスカーに最大の悲劇が襲いかかるといい、エリは彼女にできる唯一の方法で彼を守るために戻ってくると表現されていたところ だがこれを期待して観ると、大袈裟な煽りに釣られてしまった残念感があった ただのこれまでの延長線上にあるエピドードだなあ、と 内容は「入っていいよ」の件とボカシ部分の意味は見ただけでは分からず、ここのレビューで知った 説明も特になく、吸血鬼の設定として常識の範囲内なんだろうか 他にも説明が不足していると感じる点がいくつかあった エリの顔も場面によって顔色から肌質まで変わっているが、必ずしも食事後につやつやになる感じでもないし、何を表現していたのか全ては受け取れなかった 全体的に曖昧に描くタイプの映画なのかもしれない かなり雰囲気のある感じで、物語は静かに進んでいく エリに関しては、オスカーとの関係より保護者のおじいさんとの関係の方が気になった あの老人の方が思いも強く切なさを感じ、最期も美しかった おかげで劇中わりとあっけなく退場になってしまって呆然 その後のオスカーからは、あの老人に勝る思いが見えず、エリとのエピソードにも興味を惹かれなかった エリを生かすために今までどれだけ手を汚してきたのかを考えると、老人が不憫で仕方ない オスカーの将来の姿と言えないこともないかもしれないが、それはちょっと身もふたもない 自分にとってはただただエリと老人の物語に惹かれる映画だった

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