ここから本文です

オーケストラ! (2009)

LE CONCERT

監督
ラデュ・ミヘイレアニュ
  • みたいムービー 557
  • みたログ 3,042

3.95 / 評価:1401件

最後の演奏がすべてを昇華してくれる

  • gtb***** さん
  • 2016年3月24日 4時01分
  • 閲覧数 1931
  • 役立ち度 2
    • 総合評価
    • ★★★★★

この映画を見ようと思ったきっかけは、『人生はビギナーズ』でいっきにファンになったメラニー・ロランの出演作だったというだけで鑑賞。

しかし、冒頭の落ちぶれた元指揮者がボリショイになりすましパリ公演をっていう演出から、おっ!と思い、メラニー目当てだけだったのに良作に出会ったかな?と引き込まれるも、その後はなんだかドタバタコメディのような展開になっていき…

楽器を手放しているような演奏者がプロの楽団になりすます?

マフィアの結婚式のサクラで行ったらいきなりの銃撃戦?

偽装のパスポートで海外へ?

リハーサルも無しに本番なんてあり得る?

あれ?ちょっと微妙な感じになってきたなぁと浮き沈みを感じながら鑑賞。

しかも、一体最後はどんな風にエンディングを迎えるのかなぁと思えるほど、かつてのオーケストラ仲間達が勝手気ままに、しかもリハーサルをすっぽかして自分中心に行動し始め、一体どうなっちゃうのと駄作の予感も感じながらのエンディングに向かっていく。しかしあれだけほつれていた糸が一気に本番に向かっていくにつれて団結力を増していく。

演奏の始まりこそ、錆び付いた腕でハラハラするも、メラニー・ロラン演じるアンヌ=マリーのバイオリンがみんなの心を1つにしてく。最初は指揮者に背を向けて演奏するアンヌ=マリーが演奏が進むにつれて指揮者、楽団に向かい合っていく、折られたタクトをつなぎ合わせて一心不乱にふる指揮者、氷解していくわだかまり、泣きながらアンドレイをみるイレーナ、アンヌ=マリーの出生の秘密、演奏が進むにつれて家族のようになっていく楽団、アイコンタクトだけですべてを理解していくような演出、そしてストーリーもあれだけバラバラだったものが不思議とまとまっていく。本物のボリショイよりも派手になっていく楽団たちの演出も小気味いい。

ストーリ全体を通して浮き沈みを感じつつも最後のシーンだけで最高の映画になりました。全体が完璧じゃなくても最高の映画ってあるんだぁとかんじました。

しかもメラニー・ロランの気品溢れる、しかもどこか寂しさを感じさせる演技にはしびれました。

あらためて思ったことは、メラニーは化粧をバッチリ決めたところよりスッピン、ドレスより普段着の方が魅力的なんだなぁ。

次はグランドイリュージョン観よっと。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 泣ける
  • 笑える
  • 楽しい
  • 悲しい
  • ロマンチック
  • 知的
  • 切ない
このレビューは役に立ちましたか?
利用規約に違反している投稿を見つけたら、次のボタンから報告できます。 違反報告
本文はここま>
でです このページの先頭へ