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パーマネント野ばら (2010)

監督
吉田大八
  • みたいムービー 343
  • みたログ 2,039

3.77 / 評価:1078件

何度も見てしまう映画です。

  • nek***** さん
  • 2020年5月27日 23時49分
  • 閲覧数 328
  • 役立ち度 1
    • 総合評価
    • ★★★★★

以前見て衝撃を受けましたが、久しぶりにまた見てみました。
ラストの展開は分かっていたのですが、それでも一気に畳み掛けるような展開、切なさに涙が溢れました。

十代の、心が柔らかい頃の純粋な恋。唐突な別れによって突然断ち切られた苦しさは、なおこの心に影を落とし、癒えることがなかったのだと思われます。
結婚し、子供ができて離婚しても、なおこの心を高知の海に繋ぎ止め、忘れることをさせなかった。
あんなに嫌っていたはずの地元にまた戻ってくる原因になったかもしれないのは皮肉です。

果たしてカシマは、本当にあんなにいい男だったのでしょうか?
それも、なおこの幻想だったとしたら?
「一緒に暮らそう」とか、「大人なんだから、好きにしたらいいんだよ」とか、優しい言葉ばかり口にするカシマ。それはなおこが誰かに言ってほしいと心から望んでいる言葉です。
そして電話ボックスのシーン。あれは、本当に起こったことだったのか?
なおこは少女時代から、激情を表に出す子供ではありませんでした。しかし本当は誰よりも激しい感情を持っている。それは母親の車から突然飛び降りるシーンから読み取れます。
電話ボックスのシーンは、寂しい、苦しいと声に出すことのできないなおこの、心の叫びだったのだと思います。
幻想のカシマに、ゆらゆらと近づいたり離れたりを繰り返すなおこ。その狂気が、目の表情だけで伝わるのが凄いです。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 泣ける
  • 悲しい
  • ファンタジー
  • 切ない
  • コミカル
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