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パーマネント野ばら (2010)

監督
吉田大八
  • みたいムービー 342
  • みたログ 2,044

3.77 / 評価:1083件

ネタバレ見てたから最後まで見られたけど

  • サンゴ さん
  • 2016年10月12日 12時27分
  • 閲覧数 2909
  • 役立ち度 9
    • 総合評価
    • ★★★★★

ざっとあらすじを読んで、これは多分好きじゃないタイプの映画なんだろうなと思ったけど、評価点がとても高いし、ほめてる人は謎がとけて号泣したとか仰ってるので、見るかどうか決めるためにとりあえずネタバレを先に見てみた。
なるほど、ヒロインが実は狂ってて、デートしてる相手がもう死んでるってことか。
そう聞くと面白そう。
ということで、謎の答えを知った上で、見てみた。
私はポアロやモンクや金田一耕助シリーズが大好きで、犯人も謎解きも全部知った上でも余裕で何度も同じドラマや映画を楽しめるほうだからだ。

ってことで見始めたんだけど、かなり序盤で挫折しそうに。
美容室に集うおばさんたちが、ものすごく下品なのだ。
別に下ネタが嫌なわけじゃないんだけど、下品すぎて笑えないくだらない下ネタがえんえん続くのにはうんざり。
で、出て来る男女関係がどれもこれも破綻してて、崩壊してて、傷つけあってるのに、それにすがる女たち・・・とこれもまたうんざり。
どんなくだらない恋愛でもないよりあったほうがマシ。
と劇中にこんな感じのセリフが出て来るが、私にはまるで共感できないので、もうそういう恋愛至上主義自体やめたらいいのに・・・としか思えない。
そうなのだ、たぶん、この映画をほめる人は、自分自身がそうかどうかはおいといて、この恋愛至上主義を少なくとも許容している人たちなんだと思う。
あんなどうしようもないクズ男たちに恋するぐらいなら、孤独のほうがマシだ。
なんて思うようなタイプの人間は、この映画を評価できない。のかもしれない。

クズ男たちとそれに振り回されるバカ女たちを軸に、一見ほのぼのと話は進む。
とても眠くなる。
でも、これからヒロインが狂ってることに気づいて波乱の展開が待っているはず、と期待して見続ける。
現実のクズ男たちはとんでもないクズばっかりなのに、ヒロインの相手は幻覚だけに、とても優しいいい男。
終盤に向けて、ちょっとした異常に気づく。
しかし、ほんとちょっとした異常なのだ。波乱の展開とは程遠い、ちょっとした異常。
一体いつになったら私の期待するような展開がくるんだ、と思っていたら、映画が終わってしまった!

ヒロインは死んだ恋人をまだ生きてると思ってる・・・というか、恋人が死んだことを思い出す時もあるけど、悲しすぎてやってられないので、またすぐ忘れる。
自分でも狂ってると気づく時もあるけれど、悲しすぎてやってられないので、それもまたすぐ忘れる。
そして、そのことを、友達や母親だけでなく、美容室にやってくるおばちゃんたちも全員知っていて、気遣いながらも、見て見ぬふりをしてくれている。
と、これがオチでした。

これなら中盤で狂ってることに気づいて、それを気遣って見てみぬふりをする周囲の人々を軸に話を描いてほしかったなあ。
そっちのほうが断然見たかった。
★1は酷いかもしれないけど、これを★2にしたら他の★2の作品に申し訳がないと思ったので、★1にしました。
好きな人は好きだと思う、それは否定しないです。
ただ、合わない人が見ると、ほんっとーにどっと疲れるだけの映画です。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 切ない
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