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パーマネント野ばら (2010)

監督
吉田大八
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3.77 / 評価:1083件

日本版『マグノリアの花たち』?

  • kinchan3 さん
  • 2016年10月13日 10時12分
  • 閲覧数 2466
  • 役立ち度 3
    • 総合評価
    • ★★★★★

 富山の縁結びの神様・櫛田神社近くに「たんぼ」という名前の美容室がある。
 確かに田んぼのど真ん中なのだが、この命名に驚く。
 で、こちらは「パーマネント野ばら」だ。
 小さい頃、「パーマ」というのが不思議な言葉で仕方がなかった。
 何かにつけ母親はパーマをかけていて、中学生になってから「パーマネント」が「永遠の」という意味だと知った時に、永遠ならどうしてしょっちゅう行くのだと不思議に思った。

 西原の漫画を映画にしたもので、相変わらず過激だ。
 僕の周りでも同じようにこんな過激がことが起こっているのかもしれないが、表面はおだやかなものだ。そういえば、向かいの家の夫が3ヶ月近く不在のままだ。獅子舞の笛を吹いてもらっているのだが、秋祭りの獅子舞ができるのか、町内みんなが心配している。
 長男と長女は3歳離れているが、娘の時4分の1が離婚家庭になっていた。
 時代は穏やかに劇的な変化を起こしていくものだ。

 周りに比べたら、菅野美穂の世界はもっと穏やかに見えながら、問題だらけだ。相手の教師は恩師らしい。教師はこんなきれいな子に手を出したら停職だ!?と叫びたくなる。
 ハスキーな声がいいなぁ、と一生懸命泣いている演技の最中に思ってしまうのは悪いクセだ。でも、ごくごく自然な演技ができるのは才能だ。

 菅野が「私、狂ってる?」と聞くと「この町の女はみんな狂ってる」と答えられる。男も女も狂った世界でしか生きられないのだ。
 「幸福か?」と訊かれて「幸福だ」と答えられる人は日本人には少ない。
 でも、悲しみに押しつぶされそうになる時に「今までは幸福だった」と思えてくるものだ。狂った世界にしか、本当の世界はない。

 評価したい部分もあるが、どうしても『マグノリアの花たち』を思い出してしまうから、☆☆だ。
 
 菅野の「顔のいい男はみんなアホや」だけで救われた気になる男でした。
 
 

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

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