あらすじ・解説
解説:allcinema(外部リンク)
予告編・動画
作品レビュー(6件)
- りゃんひさ
4.0点
このレビューにはネタバレが含まれています。 - 一人旅
3.0点
ピエル・パオロ・パゾリーニ監督作。 パゾリーニによるギリシア神話の映画化作品で、王女メディアと青年イアソンの愛の悲劇を描く。 セリフが少ないため物語を理解しづらいが、愛に生きることを貫き続けたメディアに扮するマリア・カラスの表情で魅せる演技は一見の価値がある。特に彼女の目力は歌手出身とは思えないほどのインパクトで、クラウディア・カルディナーレの鋭い目つきを思い出す。メディアは呪術を操る魔性の女だが、イアソンに対する愛は純粋そのものだ。だが、それが逆にイアソンに裏切られた際に発生する憎しみが増幅していく要因となってしまう。メディアの愛を妨げた人間が静寂の中一人ずつ死んでいく様子が恐ろしい。 ギリシア神話を題材にしているが画面に映る風景はイスラム的な印象を受けるし、女性が身に纏う衣服はどこかインド風だ。それに加え、日本の古い長唄が挿入されていたりと東洋的な色合いが非常に強い。
- san********
4.0点
本作を巡ってはこのサイトの紹介文を始め、エウリピデスの悲劇の映画化…という意味の説明が散見されるがこれは明らかな誤りである。エウリピデスの「メディア」を一度でも読んだり、舞台を観たことがある者なら、本作はギリシア神話に登場する「アルゴー船とイアソン」と「コルキスのメディア」をめぐるエピソードの映画化だということがすぐに分かる。エウリピデスの「メディア」はイアソンがクレオンの娘の婿になるためメディアと子供を捨てて家を出て何週間も過ぎたところから始まり、メディアが子供を殺害するまでの半日ほどを描いたものだ。映像作品としては、「神話」の世界をタイムマシンに乗って覗きに行ったかのような体験ができるのが大きな魅力だと思う。ただし「ギリシア悲劇」ではない。ましてエウリピデス作の「メディア」とは全く別のものである。あくまでも「ギリシア神話」の映画化である。ギリシア悲劇ファン、エウリピデスファンとしてこれははっきり言っておきたい。
- bakeneko
5.0点
ネタバレ悲劇の核となったのは
このレビューにはネタバレが含まれています。 - mor********
2.0点
最初のシーンから、自分には合わないと思いました。 本作品、「アレクサンダー大王」「カオスシチリア物語」この 3作品だけは、どうしても嫌なイメージが消えません。 個人の好みの問題と思います。 「テオレマ」は、とてもよく描かれていると思います。
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