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隣の家の少女
2010年3月13日公開

隣の家の少女

THE GIRL NEXT DOOR

912010年3月13日公開

ara********

3.0

静観するのは同罪?・・いや、それ以下だ。

この映画、似てる映画何本か作られてると思う。 ・・というのも以前にも同じ真実の事件を映画化したものを観ていたからだ。 「虐待」というテーマ、・・・非常に重い。 観ている間もずっと考えさせられた上、ある事を思い出した。 (自分も実際に親に相当虐待を受けて育った身なんですが、 ここでは敢えてそんな事書きません・・・。) とある商店街での出来事です。 友人とチンピラに絡まれた事がありました。 その時は、僕と友人はまだ高校1年生で、相手のチンピラは20代だったと思われます。 商店街の集落の繋ぎの道路の物影で「金を出せ!」としきりに頬をひっぱかれていて、 通りがかる主婦らに”SOS”のサインを目で送ってたんですよ。 ・・・みんな冷たかった。びっくりするくらい。どうしてみんな何もしてくれないの?と。 誰も助けてくれないどころか助けを呼ぼうとさえしなかった。 結果を言うとその時は隙をついて2人で走って逃げたんだけど、 これについて、「お前らも、隙があるからだ!」と言われりゃ反論なんかしませんよ。 隙もあったかもしれない。でも普通にしてただけ。 やつらは絡みますよ。・・・だって探してるんだもの。w 主婦にこいつらをやっつけてくれ!って言ってるんじゃないんですよ。 誰かに助けを加担してもらう事だって出来るじゃないですか? その誰かがまた誰かに・・・それでもいいんですよね。 それさえもやらない。 まさに、見てみぬフリ。 この少年(デヴィット)の親父と一緒。「面倒には巻き込まれるな!」ですか? 確かに面倒かも知れませんね。 子を大事に思うあまり、そういうことを言う。それも解る。 でも、痛いんですよ。悲しいんですよ。誰も助けてくれないんですよ。どうしようもないんですよ。 例えば僕が、もし、今後の人生で同じような状況で商店を歩いていて 小さい子がチンピラに絡まれている状態で、自分が以前に助けを求めていた「主婦」と入れ替わるような状況下なら、間違いなく心と身体は反応するはず。 しかし、この映画で記される真実はそんなレベルではない重度の犯罪レベル。 まさに人間のクズ。そしてそのクズの子供らの共謀。クズの連鎖。クソ集団。 地獄に落ちても生易しい。 怒りを遙かに超越したレベルだ。 許せない!この怒り、一体どこにぶつけたらいいのだろう。 本当に痛みを知らないと、本当に痛みがわからないと人間っていくらでも冷酷な生き物になれる可能性を秘めてると思う。 この悲惨な物語で「痛み」をわかってくれる人はきっと多いはず。 絶対に真っ直ぐな心で直視しなければならない。 なぜならこの映画を観て、未来が変わる人間がきっと沢山いるのだから。 可哀相だから助けてやらなくちゃ、人間じゃない!っていうレベルの話ではなくて 今、もう一度、自分に戒めるのは ただ、その子は貴方に、貴方だけにきっと助けを求めているのだから、 あなたは今、”それをしてやれる状況であること。” そしてそれを感じ取ってやれる唯一の人間であることを 決して決して忘れちゃいけない。 メグが言った言葉「最後に何をしてあげられるかなの。。」 そんな言葉を鵜呑みにしていたら、もうその時点で手遅れだ。

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