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隣の家の少女
2010年3月13日公開

隣の家の少女

THE GIRL NEXT DOOR

912010年3月13日公開

hur********

2.0

オーストラリア人はカンガルーを殺す

 道徳と倫理は、人間の残酷さを知る上では、何の役にも立たないどころか、それらは人の目を曇らせ、真の残酷さを人から隠してしまう。  そして、それこそが人の残酷さだ。  分りやすく言うならば、「あんなに可愛くて賢い鯨を殺す日本人は残酷だ」と、主張するオーストラリア人は、カンガルーを殺すのだ。しかも、大量に。  それが残酷さと言うものだ。  この映画を創った監督には、それが分らないだろう。  全く気に入らない。    広島の原爆の残酷さは、その破壊力や、子供を生きたまま丸焼きにしたことや、その後遺症にあるのではなく、その原爆を落したエノラ・ゲイの乗組員が、一片の後悔も感じてないところにある。  そして、彼らの残酷さを責める日本人は、真珠湾攻撃で何人のアメリカ人が死んだか知らないし、知るべきとも思ってない。  それが残酷さと言うものだ。  全く気に入らない事だらけだ。  果たしてヒロインが美人でなかったら、こんな事は起きなかったろうか?  そうではない。  ヒロインが美人じゃないと、この映画は成立しないのだ。  メグがブスだったら、映画を観る人は、あまりかわいそうだと思ってくれないのだ。  ヒロインは、美人で無いといけなかったし、虫も殺せないほど優しくて、賢くて、何より妹想いで無いとならなかった。  賞賛されるべきものが、残酷に扱われるのを不当だと思うのは、道徳的なことだ。そして、そんな事は人の残酷さとは何の関係も無い。    美少女が殺される事。  そんな事は、人の本質とは何の関係も無い。    日本人が鯨を殺すように。  オーストラリア人はカンガルーを殺すのだ。    

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