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蛇のひと (2010)

監督
森淳一
  • みたいムービー 155
  • みたログ 475

3.48 / 評価:272件

原作◎物語を面白く際立てる配役も逸品☆

  • ニーナ★ さん
  • 2011年4月6日 9時55分
  • 閲覧数 1177
  • 役立ち度 12
    • 総合評価
    • ★★★★★

もやもやします。
なんとも言えない微妙な後味の残る作品でした。

部長(國村隼)の自殺,今西(西島秀俊)の失踪,今西を追う陽子(永作博美)。
物語は全体的にサスペンス風だけど「誰が犯人?」とかその類ではなく,人の心の奥を見せる展開に惹きつけられます。
もちろん,部長の自殺や今西の失踪の真相が少しずつ明らかになっていくのも,目が離せない要素である事は確かなんだけど。

ストーリーの魅せ方も面白いんだけど,この絶妙な配役も逸品なんです。

…え?
私が西島フリークだから?(「フリーク」って久々使った…(^^;))
ひいき目で見てるんじゃないかって?
いえいえ,そんな事はありません。(たぶん…)

でも物語の鍵を握る今西・部長,そしてそれを追う陽子,この3人を演じるのは,この配役でなければ面白さが半減してしまうのです。

たぶん「イメージ」なんですよね。
物語が始まって10分位で植えつけられる,その人の「イメージ」。
「いい人そう」「誠実そう」「真面目そう」
はたまた逆に「暗そう」「意地悪そう」などなど…

永作博美・西島秀俊・國村隼,
この3人にはどのイメージにもしっくりくる。
だから人物の心の奥に迫っていくような物語にはピッタリなのだと思う。


育ってきた境遇の中で,人は「蛇」の部分を持ち合わせていくのかもしれません。
私も恥ずかしいけれど,人には隠している心の奥底の「蛇」の部分がある。
人は人によって「蛇」にさせられていくのだ。
けれど,蛇にさせるのも人だけど,蛇から救い出すのも人…なのかもしれないと少し期待を持たせてくれるラストは,本作 最初で最後の一筋の灯り。
いや,もしかしたら蛇と化してしまったあの人にとっては,眩しすぎる程の希望の光感じられたかも知れません。

軽く観られる作品ではありませんが,じっくり映画を観たい方にはオススメの逸本です☆

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 恐怖
  • 切ない
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