2010年5月1日公開

川の底からこんにちは

1122010年5月1日公開
川の底からこんにちは
3.7

/ 748

26%
38%
22%
8%
6%
作品情報上映スケジュールレビュー

あらすじ・解説

上京して5年、仕事も恋愛もうまくいかず妥協した日々を送る佐和子(満島ひかり)は、父親が病で倒れたことから帰郷。一人娘のため父が営むしじみ加工工場の後を継ぐことになるが、従業員のおばさんたちには相手にされず、会社の経営も倒産寸前に追い込まれていた。その上、一緒に工場の後継ぎになりたいと付いてきた恋人にまで浮気されてしまう。

シネマトゥデイ(外部リンク)

作品レビュー(311件)

笑える18.9%コミカル15.9%楽しい12.1%泣ける10.9%切ない8.3%

  • bel********

    4.0

    中の下

    普通の女の子が主役の話なんだけど、 出てくる人たちはみんな「中の下」の人たちだけど、 それぞれが魅力ある人間に思えます。 主演の満島ひかりの演技が冴える。 表情や呼吸なんかも自然体で好感。 映画の内容は特別優れたわけではないのだけれど、 映画の出来はわりと良かったので星4つ。

  • yam********

    4.0

    #仕様もなく愛おしい

    宿題映画。(評価高いけど変なジャケットだなーとずっと気になってた作品) 最初テンポと内容のダルさに、これオイラあかんかな?と思ってましたが乗り越えたら途中からグイグイと! わたしが大好きな安藤サクラの「百円の恋」的ではあるけれどもまたちょっと違う素晴らしい女子逆境克服&駄目人間讃歌映画。 人間のしょーもなくも下品で複雑な心情と、満島ひかりの可愛さと、「所詮大したことない」と「頑張る」という言葉がこんなに前向きに感じられたことはない感覚と、 噂通りいい映画でした。

  • kaz********

    4.0

    『中の下』なんだから『がんばるしかない』と開き直ろう

    自分の能力の限界が分かっていたら、いくら努力してもある程度までは行けてもそれ以上は無理だということは多分にある。でも生きていくには『がんばるしかない』と開き直ることも大切だ。 佐和子は上京して5年、職場を替わること5回目、男を変えること5回目と『妥協』を繰り返す人生だ。ある日、父が倒れたとの連絡を受けて、5人目の男・健一と連れ子の加代子を伴って里帰りする。父の仕事であるしじみ工場を継ぐことになった佐和子だが、従業員のおばさんたちは駆け落ちして田舎を捨てた佐和子にいいイメージを持たず反発した。そして経営も右肩下がりで倒産寸前。おまけに連れてきた健一はかつての同級生と東京に逃げてしまう。死期の迫った父と健一の連れ子の佳代子を抱えて・・・・・・・。 佐和子は悪い人間ではないが、少し真剣さが足りないのではないかと思う。駆け落ちして上京する時も甘い考えであるし、健一との付き合いも連れ子の加代子がいるのに軽い感じである。加代子に対しても『赤ちゃん言葉』でぎこちない。 その佐和子が健一に裏切られてからの開き直りが凄い。おばさんたちに「私はどうせ中の下。中の下以外の人いる。」と開き直り、社歌を変えしじみのパックをおばちゃんと孫の写真入りにして販売を促進する。 健一の連れ子の加代子の存在感が半端ない。虐待による4歳の子殺しのニュースを見ていた加代子が佐和子に抱いてやると迫られて「殺さない」という場面。佐和子の同級生に誘われて東京に行くという健一に向かって「それだからお母さんに逃げられてしまうの」と叫ぶ場面。子どもでも自己を確立していて感動する。 全体にコメディタッチで面白いのだが、健一と佐和子の同級生との浮気、しじみの調査に来た女子大生としじみ取り漁師とのアヴァンチュールなど、あまりに性愛にこだわり過ぎている気がする。

  • ksk********

    4.0

    満島ひかりのコメディーセンスが光る

    ダメOLの見本のような前半。ちょっと退屈なのだが、 「いるいる、こーゆう女」感がよく出ていておもしろい。缶ビールでゲップする自堕落な空気感、空き缶で一杯のゴミ袋を男に始末させる厚かましさ、オフィスでも我関せずの派遣社員感、この辺は満島ひかりならでは。 帰郷して場末のしめじ工場を引き継いでからが笑える。アクの強い漁村のおばちゃん達に完全に足元を見られる主人公。随所におばちゃんの下ネタが炸裂。 駆け落ちした過去をイジられたうえに、同級生に男を寝取られるなど散々。私なんてどうせたいした女じゃないんだから、と開き直ってから工場の経営再建したり、父親と和解したり、真面目なドラマとしても盛り上げる。 満島ひかりを「新しいお母さん」と呼び続ける連れ子も面白い。「風呂に入れてあげる」と言ったら「殺さないで」と反応したり、「あんたもどうせたいした子じゃないんだから頑張んなきゃダメだよ」という訳のわからない説教に納得するあたり傑作に笑えた。 そしてお父さんの葬式の後、しめじ工場のおばちゃん達が実はほとんどお父さんとデキていたという下リは最高のオチだった。そのおばちゃん達がよりにもよってのババ様ぶりにてまた抱腹です。 この主人公、見るものの共感を呼ぶわけではない。綺麗事でなく、それなりに打算的で、妥協的で、それでも逞く生きていくという姿。足元見ないで高望みばかりの若者たちにアンチテーゼか。まあそんあに真面目に構える必要もない。面白い、それで良いではないか。

  • つとみ

    4.0

    「しょうがない」ことは歌って乗りきる精神

    観終わって一番に思ったことは「思ってたよりもすごーく女子映画だったなぁ」ってこと。 主人公・佐和子の自己評価の低さが、何だか心に沁みるの。感傷でもあり、目を背けたいヒリヒリした感覚にも思える。 上京して5年、5個目の職場、5人目の彼氏。平均すると、1年しか持たない日常。 切れ目なく仕事と男にありつける訳だから、佐和子は魅力的なはずだ、と思うのがフツー。 しかし、実態は「大した女じゃないんで」「しょうがないですよね」という妥協に妥協を重ねた自暴自棄の生活。 「中の下」だからしょーもない上司にもキレず、ちょっとキモい男とも付き合う。「しょせん中の下、だからあんたと付き合ってんじゃん。」 ここまで断言されると爽快感すら感じる。 父が倒れて家業を継ぐことになった佐和子に、「しょうがない」から仕事を変えることはもう出来ない。風当たりが冷たくても、事業が潰れそうでも、「腹くくってやっていくしかねーんだよ!」となってからは怒濤の勢いだ。 「しょせん中の下」と卑屈だった佐和子が、「しょせん中の下」と開き直ったお陰か、パートおばちゃんや彼氏の連れ子と生活に邁進していく様が素敵だ。 同じ「しょせん中の下」なのに、この差。 自分を受け入れることは難しい。同じ評価でも、否定的に受け入れたら気力はおこらないし、肯定的に受け止めたら活力がみなぎってくる。 佐和子の姿を観ているこっちがそう感じるのだから、周囲の人も当然そう。 「あんた、なかなかやるじゃないの」 そう思ってくれる。 佐和子とパートのおばちゃん軍団との、微妙な距離感の詰まり加減が何だかとてもリアル。 傷や弱みを見せあうのが「女子の連帯感あるある」で、妙に共感しちゃうんだよね。 情けなくて、滑稽なのに、何だかとてもカッコいい。 決して「中の下」ではない満島ひかりだけど、佐和子が完全に乗り移っているかのようで、最高だった。 女の人生は「中の下だからしょうがない」を乗り越えた先にあるのかもしれない。

スタッフ・キャスト

人名を選択するとYahoo!検索に移動します。


基本情報


タイトル
川の底からこんにちは

上映時間

製作国
日本

製作年度

公開日