ここから本文です

川の底からこんにちは (2009)

監督
石井裕也
  • みたいムービー 288
  • みたログ 1,725

3.70 / 評価:726件

満島ひかりのコメディーセンスが光る

  • KSHue さん
  • 2020年5月11日 16時23分
  • 閲覧数 428
  • 役立ち度 2
    • 総合評価
    • ★★★★★

ダメOLの見本のような前半。ちょっと退屈なのだが、
「いるいる、こーゆう女」感がよく出ていておもしろい。缶ビールでゲップする自堕落な空気感、空き缶で一杯のゴミ袋を男に始末させる厚かましさ、オフィスでも我関せずの派遣社員感、この辺は満島ひかりならでは。

帰郷して場末のしめじ工場を引き継いでからが笑える。アクの強い漁村のおばちゃん達に完全に足元を見られる主人公。随所におばちゃんの下ネタが炸裂。

駆け落ちした過去をイジられたうえに、同級生に男を寝取られるなど散々。私なんてどうせたいした女じゃないんだから、と開き直ってから工場の経営再建したり、父親と和解したり、真面目なドラマとしても盛り上げる。

満島ひかりを「新しいお母さん」と呼び続ける連れ子も面白い。「風呂に入れてあげる」と言ったら「殺さないで」と反応したり、「あんたもどうせたいした子じゃないんだから頑張んなきゃダメだよ」という訳のわからない説教に納得するあたり傑作に笑えた。

そしてお父さんの葬式の後、しめじ工場のおばちゃん達が実はほとんどお父さんとデキていたという下リは最高のオチだった。そのおばちゃん達がよりにもよってのババ様ぶりにてまた抱腹です。

この主人公、見るものの共感を呼ぶわけではない。綺麗事でなく、それなりに打算的で、妥協的で、それでも逞く生きていくという姿。足元見ないで高望みばかりの若者たちにアンチテーゼか。まあそんあに真面目に構える必要もない。面白い、それで良いではないか。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • コミカル
このレビューは役に立ちましたか?
利用規約に違反している投稿を見つけたら、次のボタンから報告できます。 違反報告
本文はここま>
でです このページの先頭へ