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パリより愛をこめて (2010)

FROM PARIS WITH LOVE

監督
ピエール・モレル
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3.65 / 評価:818件

解説

ジョン・トラヴォルタとジョナサン・リス・マイヤーズ演じる諜報(ちょうほう)員が、爆弾テロリストと戦うスタイリッシュなアクションムービー。アメリカ政府の要人を狙う暗殺計画を知った二人が、フランス・パリを舞台に激しい銃撃戦やカー・アクションを繰り広げる。監督は、『96時間』がスマッシュ・ヒットを飛ばしたピエール・モレル。すべてのスタントをこなしたジョンの、50代とは思えないキレのあるアクションに注目。

シネマトゥデイ (外部リンク)

あらすじ

CIAの異端児諜報(ちょうほう)員ワックス(ジョン・トラヴォルタ)とコンビを組んだことから、地味な諜報(ちょうほう)活動の日々が一転、危険な麻薬捜査に乗り出すこととなった駐仏アメリカ大使館員のリース(ジョナサン・リス・マイヤーズ)。捜査を続けるうちに、二人は爆弾テロリストによるアメリカ政府要人暗殺計画を突きとめる。

シネマトゥデイ (外部リンク)

映画レポート

(C)2009 EUROPACORP - M6 FILMS - GRIVE PRODUCTIONS - APIPOULAI PROD
(C)2009 EUROPACORP - M6 FILMS - GRIVE PRODUCTIONS - APIPOULAI PROD

「パリより愛をこめて」ベッソンらしさが如実に現れた笑えるスパイ・アクション

 「96時間」がヒットして製作オファーが相次いだはずのリュック・ベッソン×ピエール・モレルのコンビが、満を持して放った最新作の舞台は、またもパリ。リーアム・ニーソン以上にパリには不釣り合いなジョン・トラボルタ扮する型破りなCIA捜査官ワックスが、行く先々で銃弾と差別用語を連発しながらティープなパリへ分け入って行く。

 装着が面倒なカツラや植毛から解放され、スキンヘッドの敏腕コマンドーを喜々として演じるトラボルタのルックは、「トランスポーター」のジェイソン・ステイサム以来、ベッソン映画の基本コンセプトである、イケメンじゃないヒーロー像を踏襲したもの。カーマニアのベッソンがそのカメラワークに惚れ込んで演出を任したモレルの撮影技術は、特にクライマックスのカーチェイスシーンで傑出している。バズーカを背負ったワックスがアウディの車窓から身を乗り出し、テロリストが運転するボルボに照準を合わせる場面のグルーブ感は、アクション・マニアのアドレナリン分泌を促すには充分だ。

 それにしても、登場人物たちのフランス人評が皮肉で笑える。駐仏アメリカ大使が外務大臣について、「2人の秘書と寝るなんてさすがにフランス人だな」とか、空港で拘束されたワックスが警官に対して、「このカエル喰いめ」とか。この言わば祖国に唾を吐くような亡国ぶりこそが、たとえ話の展開は多少乱暴でもリュック・ベッソン映画の真髄だと、改めて痛感した次第である。(清藤秀人)

映画.com(外部リンク)

2010年5月13日 更新

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