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掌の小説 (2010)

監督
坪川拓史
三宅伸行
岸本司
高橋雄弥
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2.80 / 評価:5件

自己満足とこだわりの世界を行ったり来たり

  • せぷたか。 さん
  • 2010年2月5日 21時11分
  • 役立ち度 7
    • 総合評価
    • ★★★★★

2009年東京国際映画祭
“日本映画・ある視点”部門。
1日4本鑑賞デー、最後に観てきました。

チケット購入時の予想通り、
朝早くから並んだ+ここまで3本鑑賞の疲れを隠せませんでした。
なんか、頭の右側がジンジンしていましたからね。アホだ、アホすぎるぞ(苦笑)


当日券、いち早く完売したのは今作でした。
もの凄く良い作品なのかもしれない、と期待をしたのですが、
劇場に一歩足を踏み入れてビックリ!ただ収容人員が少ないだけでした!!



上映前に舞台挨拶、上映後にティーチイン。
なんと上映前の舞台挨拶、監督・役者を含め、
総勢11名もの人が登壇されました。こんなに多くの人が
舞台に上がるのは初めてみました。おそらく、司会者が、
舞台挨拶進行慣れしている八雲さんでなければ、グダグダになっていた気がします
(わたしは、この女性パーソナリティーの司会が、一番好きです。合いの手を入れるのも上手い)。


そんなこんなで、
ちょっとしたお祭りムード&登壇者が「足元の悪い中ありがとうございます」と
挨拶をするたびに、「(やべぇ、傘持ってきてねぇよ)」とブルーになりながら上映を待ちました。

☆彡     ☆彡

う~ん、好みといえば好みだけど、
これは、好き嫌いの差が出るぞ(←なんど使った、このセリフ)
しかも、嫌いのほうが多いんじゃないかな・・・。


『笑わぬ男』  岸本司 監督
『有難う』   三宅伸行監督
『日本人アンナ』坪川拓史監督
『不死』    高橋雄弥監督

川端康成さん著書『掌の小説』に収められた4作を
どこかで繋げながらオムニバス形式で描かれていきます。

完全なオムニバス形式でない証拠に、
1作終了するたびにエンドロールは流れませんし、
登場人物であったり、なにかの物であったり、細かい部分ではあるのですが、繋がりを持たせています。

4話全作に登場する役者が、奥村公延さん。
好きな役者さんで、存在感のあるかたですからねぇ。

見た目はそうでもないのですが(失礼な)、
作品全体を通してみると、とてもドッシリとしていて、まさに大黒柱という感じでした。



〈 たこ 〉
〈 さくら 〉

他にもキーになるのは、このふたつ。

奥村さん、たこ、さくら、そして川端康成著書。
これだけ、揃えば想像もつく。そう、いかにも日本、これぞ日本との世界が広がる。

上映後、監督への質問よりも、
劇場に、いらっしゃった外国人のかたに、
この作品の感想をうかがいたかったです。
いったい、どのように感じたのか、その感想を。


外国人=英語の字幕つきなわけですが、
その英訳に、言葉の限界、逆に洋画を観たときにもあるのかな、と疑問が。

一例を挙げると、
2本目の『有難う』。
英訳タイトル『Thank you』と表示。

日本語のニュアンスって、ここが難しいところで、
『有難う』と『ありがとう』と『アリガトウ』って、同じ言葉でも
漢字を混ぜるのか、平仮名なのか、片仮名なのかで、伝わる印象と同時に、
筆者が伝えたい思いも異なりますよね。いかにも日本文学の映画化という
印象が強かったので、外国のかたに、この世界を正確に伝えるのは、なかなか厳しく思えました。

☆彡     ☆彡

川端康成への愛情、
各監督の表現へのこだわり、
芸術性と自己満足の境を行ったり来たりしていました。

だから、客電点灯して、
速攻で、帰ってしまう、
お客様も数多くいらっしゃいました。



坪川監督は、
2010年4月か5月くらいに、
ロードショー公開される見込みと
話されていましたが、3月に公開されるようです。


ただなぁ、この作風だと、
香椎由宇さんや、吹超満さんといった
有名処も出演されていますが、アート系の限定公開でしょうね。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

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