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スナイパー:
2010年4月17日公開

スナイパー:

THE SNIPER

862010年4月17日公開

mos********

4.0

ネタバレ評価低いなぁ…

警察と特殊部隊を描かせればピカイチとも言えるダンテ・ラム監督作。 SDUが主役だが、いつもの突入部隊ではなく狙撃班の話だ。 狙撃隊を率いるフォン(リッチー・レン)、彼に才能を見いだされSDU入りしたOJ(エディソン・チャン)、かつてはエーススナイパーだったが、人質を誤射したことで監獄送りになったリン・ジン(ホアン・シャオミン)。 彼らを中心に物語が進んでいく。 劇中で、この三人に渦巻く激しい競争心が描かれている。 隊長は何で俺じゃなくあいつ(リン・ジン)のやり方まで真似るんだとOJを叱る。 スナイパーというのは実際かなりプライドが高いようだ。 こんな風に性格歪んでしまう人も中にはいるのかもしれない。 ミリタリー的なネタももちろん外さない。 SDU側の武器として、PSG1やG3SG1、M16のレール付タイプなど、様々な狙撃ライフルが登場する。 復讐に燃えるリン・ジンはドラグノフ、更には対戦車用のバレット・50口径まで持ち出してくる。 ラストの廃車置き場での決戦は物凄い迫力だった。 ただ、ちょっと不満点もある。 三人以外のキャラクターの扱いが雑。 部隊の中では良識派な人(ボウイ・ラム)は、リン・ジンに拉致られた挙げ句にぶち殺されてしまうし、OJのライバル・アイスマン(ウィルフレッド・ラウ。ED曲を歌っている人)もリン・ジンに一方的にやられてしまうし…。 また、演出・編集も後半にいくにしたがって適当な箇所が目立ってしまっている。 エディソン・スキャンダルでバタついたのが原因なのかもしれないが。 しかし、こういう映画に出たら、エディソンが女遊びでハメ外すのも仕方ないかもしれない。 ダンテ・ラムは特殊部隊をクソ真面目に描く。故に、女っ気はまず期待できない(現実のSDUに女性隊員はいないし)。 決定的なのが本作で描かれるSDUの訓練模様。 何と筋肉ムキムキのアンちゃん方が、上半身裸orタンクトップ姿で訓練に励むのだ。 香港らしさの表現だろうが、こんなところに放り込まれたプレイボーイはたまったものではない。 ここは同情すべきかもしれない。 というわけで、残念なところも多いが、しかし日本で同じような作品を作れるだろうか? たぶん無理だろう。 ハリウッドヨイショばかりする日本よりも、こういう凝った作品を産み出せる香港の健全さが非常に羨ましい。

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