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エアベンダー (2010)

THE LAST AIRBENDER

監督
M・ナイト・シャマラン
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2.77 / 評価:559件

解説

『シックス・センス』『サイン』のM・ナイト・シャマランが放つ究極のアクション・スペクタクル超大作。気、水、土、火という4つの国が存在する世界を舞台に、戦乱の世に調和をもたらす“エアベンダー”の少年アンの戦いの物語が展開する。主人公アン役の新星ノア・リンガーほか、『スラムドッグ$ミリオネア』のデヴ・パテルらが出演。『ロード・オブ・ザ・リング』のスタッフによる、驚異のスペクタクル映像が見どころ。

シネマトゥデイ (外部リンク)

あらすじ

気、水、土、火の4つの王国が均衡を保つ世界。しかし、火の王国が反乱を起こし、人々の平和が脅かされる事態に。気の王国の生き残りであり、気を操ることができる“エアベンダー”、アン(ノア・リンガー)に希望が託される。しかし、彼が世界に調和をもたらすには、気、水、土、火の4つすべてを操る“アバター”を目指さねばならず……。

シネマトゥデイ (外部リンク)

映画レポート

(C) 2010 PARAMOUNT PICTURES. All Rights Reserved.
(C) 2010 PARAMOUNT PICTURES. All Rights Reserved.

「エアベンダー」何か予想外の危うさが、この映画にははりついている

 本作の当初のタイトルは「アバター」だったのだという。気・水・土・火という4つの元素を操るそれぞれのベンダーの力がひとりに集約されたその人のことをアバターと呼ぶのだそうだが、キャメロン版「アバター」とはちがい、こちらはあらかじめアバターとして生まれた者がいかにしてアバターとして成熟していくかという物語になるはず。完結しない本作の後には、魔法使いの才を持つ子どもたちが真の魔法使いへと成長していく「ハリー・ポッター」的な物語が用意されているに違いない。

 だが果たしてそうなのか? という何か予想外の危うさが、この映画にははりついている。それはたとえば、あまりに都合よく流れる物語の早さやそれに対する説明のなさが逆に見る者を不安にさせる、というようなことなのかもしれない。撮影後の2D映像を後から3D処理したどこか頼りない空間の立体感とも重なりあって、その物語はわたしたちを霞の中に置き去りにするだろう。まさにエアベンダーの操る「気」の中に。その霞を抜けた続編以降、わたしたちはこの映画の描く世界の手応えを体感することになるはずだ。そのとき再度、「アバター」とは何者なのかが問題になってくるのではないかと思う。つまり、それはわたしたち自身である、というような。観客がその世界の中に否応なく入っていくそんな臨場感が、映画と違う3D作品の特徴であるはずだから。(樋口泰人)

映画.com(外部リンク)

2010年7月15日 更新

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