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ウォール・ストリート
2011年2月4日公開

ウォール・ストリート

WALL STREET: MONEY NEVER SLEEPS

1332011年2月4日公開

eig********

2.0

ネタバレあまったる~い結末

前作『ウォール街(1987)』は、未見。 前作を知っていれば面白いんだろうなというシーンがあるが、前作を知らずとも楽しめる内容ではある。 キャストは、M.ダグラスはさすがの貫禄、シャイア・ラブーフは一癖ありそう感が足らない、キャリー・マリガンはプライベートルームで遊ぶジェイコブが執着する女に見えないな~ NYの映像はきれいだし、株価とビルがオーバーラップするのはいいかな。電話のシーンは(大空港を見た後もあり)、40年たつとこういうスプリットスクリーンになるのかと妙に感慨深かった。 ただ、テーマがテーマだけにもっと人間同士の心理戦や機微、金の魅力に抗えない人間の弱さ、持つものの傲慢さや持たざるものの苦しみなどなどが描けるはずだと思うが、掘り下げ不足のように思う。 特に、ラストはがっかり。 ゲッコーは娘をも裏切るような人間だからこそわずかな期間でカムバックできたのであり、そういう人間こそがウォールストリートにふさわしい。 孫のエコー映像にほだされるようでは、ゲッコーの証券マンとしての将来は暗い。 最終的にゲッコーが次世代エネルギーへ投資をすることで、ゲッコーがカムバックする期間が空いただけで約束は果たしたような感じになる。 しかし、娘ウィニーはお金の問題ではなく、お金のためにうそや裏切りをいとわない、ゲッコーやジェイコブに愛想をつかしていたはず。なぜあんなことで元鞘に戻るのか・・ そもそも、今にもつぶれそうだった次世代エネルギーの会社が、ゲッコーがカムバックする間持ちこたえた(しかもサブプライムショックの最中!)というのは考えにくいし。 監督のオリバー・ストーンは、社会問題をテーマに名作が数多いが、今回の映画に関しては批評性の乏しい残念な作品といわざるを得ないかな。

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