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ウォール・ストリート
2011年2月4日公開

ウォール・ストリート

WALL STREET: MONEY NEVER SLEEPS

1332011年2月4日公開

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3.0

ウォール・ストリートは大変

ウォール・ストリート。金融闘争のような題材が好きな人には面白いかもしれません。これもまさしく金融業界でしのぎを削る人々の物語でして、さまざまな荒波を切り抜ける彼らの戦いぶりを楽しめます。 自分はお金のことはてんでわかりません。株価のノウハウもまったく知らないので、事の重大性が分からないわけです。そうすると、この作品の基本的な部分、ストーリーがどうなのかとか、キャラクターがどうなのかとか、演技、カメラ、演出、セリフの一個一個を調べていくことになるわけですが、そういったことを考慮すると、★3つが妥当かなと思います。 お金の戦いがメインになるかと思いきや、実際どんなふうに金融業界の人は戦っているのかという事情を解説するストーリーでもありますし、主人公を中心とした人間ドラマであったりもします。安定してよくできているシナリオ構造である反面、統一性がなく、コンセプトが曖昧な、極めて平べったい映画だということもできると思います。 また先ほど私はまったく知識がないと申しましたが、この映画は私たちに分かりやすく解説する気は一切無いようです。たぶんそれは物語性を組み込んでいるからでしょう。自然にキャラクターたちが振る舞えるように、初心者向けの情報は排除する必要があったわけです。ですが、そういったところは、まさに制作者の腕の見せ所で、初心者にも分かりやすく、さらに物語も自然でハイテンポなものには困難ですができるわけです。そういったことができていない映画だということになると思います。 人間模様についてはかなり平凡です。正直必要なかったと思いますが、視聴者を取り入れるために仕方の無かった部分かもしれません。自分はもっと硬派な雰囲気の映画が好きです。もちろん事の重大性くらいは分かりやすくして欲しいですが。演出とシナリオは無駄に間延びしている箇所が多く見受けられ、こういった技術も監督にはないと思われます。カメラも同様で、大体は役者を当たり障りのない角度から映しているだけで、キャラクター性はほとんど明確になっていません。監督のアプローチが平凡だからです。 金融業界の物語では、邦画にあったものと比べるとかなりよくできています。邦画がダメすぎるだけかもしれませんが……。

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