恋するポルノ・グラフィティ
gettoughbetough
2.0点
セス・ローゲンの脚本家としての独特な笑いのセンスは買うものの、 役者としては、やはり主演を張るよりは「四十歳の童貞男」くらいの立ち位置に 居たほうがしっくり来ると感じる・・。 描こうとする世界観のテイストの違いからウディ・アレンにはなれないのだから。 今作は、出だしこそ好調なのだが(「Star Whores」最高でしょう!)、中盤以降が 尻つぼみで、ありがちなラブコメで終わってしまっているのが残念。 ヒロインのエリザベス・バンクスも、そのポーカー・フェイスぶりが 意外にも今回の役どころ(美しいのに下品な台詞を喋ったり)が合っていたのだが、 ポルノ映画を制作するというストーリーが突き進んできた土壇場で、 胸を見せないという演出にやや引いた。 (バンクス自身の意向なのか、エージェントの意向なのか) ゲスト出演しているトレーシー・ローズ様に謝れ!!と、言いたい。 そもそも20年近く「親友」として身近にいた人物に対して、いきなりそれが 「愛情」であったことに気づくというオチ自体が現実離れ。
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