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おのぼり物語 (2010)

監督
毛利安孝
  • みたいムービー 25
  • みたログ 75

3.50 / 評価:36件

共感地獄の行き着く果て

  • dod***** さん
  • 2010年9月1日 9時27分
  • 閲覧数 1033
  • 役立ち度 1
    • 総合評価
    • ★★★★★

もはや内容が面白いとかエンターテイメントとして成立しているとかそういう以前に、「劇中に私の居場所があるかどうか」「共感できる人物造詣がなされているか」という、非常に狭く偏った鑑賞眼というか評価基準が幅を利かしすぎてわけわかんなくなっている昨今ではありますが、この映画はそういう「あ、そういうのあるよね」という部分に特化しすぎて徐々に崩壊しつつある日本製娯楽映画のいずれ行き着く成れの果て、って感じです。そういう意味では近い未来を先取りしているかも。

まあ漫画家あるいはそれ志望を描く私小説的作品としてはリアリティに欠け過ぎているし、そういう業界に少しでも身を置いた人間からすると失笑物でしょう。
もちろん、ノンフィクションやってんじゃないんだからそんなものいらないとは思いますが。

じゃあ肝心要のフィクションとして面白いかというとこれが全然飛躍も躍動もなく面白くない。非漫画業界人が面白いと感じられる普遍性も皆無とは言わないが弱い。

「えーミニシアター映画ってそんなもんでしょ」とか、わけわかんないことを業界人でもないくせに言う人も居ますがなぜにそこまで一般観客が気を使うのか(笑)。
面白い・面白くないという基準から外れてそこまで気を使う人のことはどうでもいいんだけど、あえて「ミニシアター的」ってことでいえば、やはりそれは一般に膾炙しにくい芸術性の有無ってことが大事なんじゃ。
そういう意味でじゃあこの映画が「芸術的か?」って聞かれたら、全然そんなことはないです(笑)。ヘタクソで通俗なんだけど、観念的なので一向に感情を揺さぶられない。

「じゃあ結局なんなんだ、コレは」といわれると、「非常に面白くない自主制作映画をプロが手を入れて何とか劇場にかけられる感じにしつらえてみました」って映画で、さすがにそんなのでお金取っちゃダメでしょ。

まあ蛇足ついでに言うなら主演のオトコ、気味が悪いねえ。
粘着トカゲ系というか、眼鏡越しの不気味な目の光や笑顔のゲスイ感じがたまらない。
変態の殺人鬼の役とか似合いそうだけど、また感情移入できないとか言われちゃうんでしょうねえ・・・・・。

詳細評価

物語
配役
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音楽

イメージワード

  • 不思議
  • 不気味
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