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十三人の刺客 (2010)

監督
三池崇史
  • みたいムービー 682
  • みたログ 3,863

3.66 / 評価:2393件

惜しい作品。エログロ多すぎ。

  • tfj******** さん
  • 2021年8月15日 21時34分
  • 役立ち度 1
    • 総合評価
    • ★★★★★

名作になりそうな要素は多々あったのに、幾つかモヤモヤする点があったので辛口の星3つ。

まず、エログロが多すぎます。最初の、稲垣吾郎演じる殿様が如何に極悪非道なのかを表現するための描写は必要な点もあったのかもしれないが、それでも「両腕両足切り落とされて慰みものにされた娘」とかはやり過ぎだと思うし、

岸部一徳が伊勢谷友助に釜掘られるシーンなんか、ホント要らないと思う。子供には絶対見せられない。

あと、クライマックスの戦いに出てくる、牛に火を付けてけしかけるシーン、CGっぽさが出すぎてて残念。

それと最後の戦い、松方さんの完璧すぎる口上と殺陣に比較して、若い俳優さんたちが根性だけで戦ってる感じ。見ていてバランスが悪い。

伊原さんなんかは、JAC出で、海外のアクション映画に出るぐらいの実力派なのだか、それでも松方さんの前には霞んで見える。

(若い俳優さんたちには、日本の芸術ともいえる時代劇の遺産を是非松方さんから引き継いでいってほしい。)

良い部分を言えば「将軍の弟を伐つ」という一大作戦に、クセの強いキャラが一人また一人と集まってくるさまや、

主人公であり暗殺作戦のリーダー、役所さん演じる島田新左衛門と、斉昭の家臣で「武士の勤めとは命に替えても主君を守ること」と堅く信ずる市村正親さん演ずる鬼頭半兵衛が昔同門だったとか、

この二人の間の頭脳戦(ってほどでもないんだけど)的な駆け引きとか、

そして新左衛門が最後に半兵衛の首を落とす前に、「向こうで待っててくれ。わしもすぐそっちへいく」と言って、あくまでも主君の違いから対立しただけで、友情は変わらないところを匂わせていたりとか、

そういうところは侍という存在の業の深さややるせなさをよく表現していたと思う。

また、新左衛門の甥の新六郎が最後に生き残るんだけど、「侍はもうゴメンだ」と呟くところとか、

あんなバカ殿のために命懸けの戦いをしなければならない侍っていったいなんなんだ?的な問いかけのようにも思えて興味を深くはあった。


だが繰り返しになるが、エログロの過剰さと、最後の戦いの半端さで星一つづつ減点。

あと何十年かしたら、もっかいリメイクしてくれ。

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