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最後の忠臣蔵 (2010)

監督
杉田成道
  • みたいムービー 266
  • みたログ 1,373

4.10 / 評価:916件

武士として、人として

  • eva2012q さん
  • 2015年1月6日 10時05分
  • 閲覧数 1723
  • 役立ち度 2
    • 総合評価
    • ★★★★★

「忠臣蔵」というと派手な討ち入り場面の印象が強かったのですが、
本作はその後のお話ということで、新鮮な気持ちで鑑賞しました。
主人公・瀬尾孫左衛門の「堪える」という意志が全編を通して伝わってきて、
湧き水のようにじんわり心にしみいる作品でした。

役者さんの演技がとても繊細で、すばらしいです。
特に役所広司さんはまさに至高の名演。
桜庭ななみさんもみずみずしくて、役柄にぴったりだと思いました。
映像も、日本の風景の美しさを余すところなく映し出しています。

ただ、ただ結末があまりにも悲しくて。
安易な考えかもしれませんが、
やっぱり孫左衛門には、幸せになってほしかったです。
人形浄瑠璃の「曾根崎心中」が随所に挿入されていて、
最初はなぜこの演目を? と疑問だったのですが、
物語が進むうちに、孫左衛門の心情を表しているのではと
思うようになりました。
武士として使命を終えたためというより、
ひとりの男として可音を深く愛していたからこそ、
可音の嫁入りの最中に抜け出して切腹という選択を
したのではないかと感じました。

長い間自分を押し殺してきた孫左衛門の、激しい最後の主張。
胸が締め付けられました。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

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