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マザーウォーター (2010)

監督
松本佳奈
  • みたいムービー 241
  • みたログ 1,138

2.88 / 評価:489件

妖精映画

  • 朝梅金一 さん
  • 2018年7月29日 15時03分
  • 閲覧数 2750
  • 役立ち度 3
    • 総合評価
    • ★★★★★

この作品を「死後の世界を描いたもの」として捉えレビューしている方がおられました。なるほど、そう思えば腑に落ちるところがあります。
だけんどもしかし……そういう「裏テーマ」が本当だったとしても、作り手の「ほんとはこうなのよ、分からなかったでしょ、うふふ」というほくそ笑みが浮かんでくるだけで、心底納得がいくわけじゃあない。

子供の頃から豆腐が好きで、豆腐だったら作れちゃって豆腐屋やってる娘さん。普段料理はしないけど好きなものなら作れちゃうオシャレでけっこう大きな店構えのカフェ経営してる女主人。そしてウイスキーしか置かなくてもやっていけてるバーのママ……
こらえてちょうだいよ。「お客さん」どこにいるのよ。ここまで資本主義の世界完全に無視してる作品も珍しいよ。

基本大きな事件は起こらない。でもそういう何にも起こらないドラマが悪いってわけじゃない。そういう映画があってもいい。そういう作品も観たい。
だけどその何にもおこらなさを、ウィットやウンチクに富んでるようなセリフでカバーしている。だから余計にいらいらがつのる。

「この街だから大丈夫」みたいな台詞があったけれど、この街(京都)の上っ面だけしか描いてないからそれが全然響いてこない。

いやいや、商売うまくいくのかとか、そういうこと気にしちゃだめなんだな。だってこれって妖精のお話なんだもん。ウンコもオシッコもしない妖精なんです登場人物全員。でも食べることだけはちゃんとする。そう思えば納得できる。納得できたところで評価するわけじゃないけれども。

どんな作品でもその世界に入り込もうとして観ます。異界に連れていってくれることを期待して観ます。でもそんなぼくを、高見から見下ろして「分かってごらん」と笑っている。そう感じてしまう映画に、やはりボクは共感も評価もできないようです。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • ゴージャス
  • 不思議
  • 不気味
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