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セラフィーヌの庭
2010年8月7日公開

セラフィーヌの庭

SERAPHINE

1262010年8月7日公開

mai********

3.0

きっと忘れてしまったんですね

木と語り合うこと。 土に触れること。 鳥のさえずりに耳を傾けること。 セラフィーヌにとってそれが一番大切なことだったのではなかったのか。 そのことで心の調和を知らない内に取っていたんだろうし、その事がきっと描かれる絵にもイイ影響を与えていたんじゃないだろうかと感じます。 そこから離れて… 部屋に閉じこもり… 絵に没頭する。 それは絵を洗練させたかもしれないけれど、返って彼女らしさを奪っていったんじゃないだろうか。 元々微妙な精神状態だったのでは!? その針を振り切らないように心がけていたのでは!? ちょっと茶目っ気があるくらいが“らしさ”があったのでは!? 最後の物悲しさというか淋しさというか… それまでの生き生きとしたセラフィーヌの表情が消えていたのが哀しかったかな。 絵画に魂を奪われてしまったようで… ちょこっと絵画を描いている間は可愛い天使に見えたものが、実は悪魔だった… 彼女の心に映し出されていたマリア様が、途中から形を変えてしまったように感じられました。 主演のヨランド・モローさんの熱演はとても素晴らしかったと思います。 それだけでも見る価値のある作品なのではないでしょうか。

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