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酔いがさめたら、うちに帰ろう。 (2010)

監督
東陽一
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3.40 / 評価:222件

ただ、ただ、カレーライスが食べたかった男

  • tengu3711 さん
  • 2010年12月6日 22時23分
  • 閲覧数 778
  • 役立ち度 46
    • 総合評価
    • ★★★★★

本日、ラゾーナ川崎に行って参りました。

クリスマスのイルミネーションが、綺麗でしたなぁ・・・

しかし、木は、あんなコード巻きつけられてドーナンダロ?

女性の樹だったら、「キャー、みんな私を見て!!」って感じなのだろうか?

男性の樹だったら「何だか、鬱陶しいなぁ・・・」なんて思ってるんじゃないだろうか?


さて、「酔いがさめたら、うちに帰ろう」2010年度作品。

久し振りの東陽一監督作品。

今回、脚本も東さんですね・・・・流石、ベテラン監督。

昨今の軽いテンポの邦画とは、一線を画します。

じっくりと「人間」を見つめ、じっくりと「その姿」を映画に描き出します。


ここの所、「ゲゲゲの女房」「武士の家計簿」そして、この映画と、

地味だけど、決して妥協しない「大人の映画」を3本も観れて、

ホント、日本映画はイイなぁ・・・と、思ってます。

勿論、ハリウッド映画にも、「大人の映画」は有るんでしょうけれど、

ほとんど、シネコンには、かからないのが現状です・・・・


さて、話をもとに戻しましょう。

今回の映画も、20代の小僧には、到底、理解できそうもない映画です。

なぜか?「家族」と「死」をキチッと描いてる映画だからです。

東監督は、今年76歳。

76歳の人が書いた脚本は、40代の俺ですら、完全理解は不可能でしょう。


例えば、香山美子扮する「お母さん」が、華道教室で言うセリフや、

志賀廣太郎扮する初老の患者の「心理」までは、正直、完全理解は不可能。

ただ、重いテーマを扱っている作品ではあるが、

「死」に対する姿勢が、キチッと向き合って映画を撮っているので、

「お涙頂戴」や「カッコつけ」になっては、いない。

誠に、真摯に・・・そして丁寧に・・・一人の男の「最期」と、

その男を愛した家族達の「覚悟」と「愛」をキチンと描いている。



男が、ひたすら食べたかったカレーライス。

カレーライスとは、日本人にとって、「家庭料理の最高峰」である。

そのカレーライスが、やっと、食べられる時・・・・その残酷なる人生の真実。

俺もそうだが、「酒飲み」というのは、ワカッテイルのだ。

ワカッチャいるけど・・・・止められないのだ・・・・


ウチのオヤジが、よく言うセリフ。

「タバコは止めた!でも、酒止めるなら、死んだ方がマシだ!!」

そこまで言う家族に、無理矢理、酒を取り上げる権利は、息子の俺には無い・・・


後半、母親、元嫁、子供の4人が、上から覗き込んで笑っているシーンがあった。

あのシーンで、観客はすべてを悟る。

人間に「勝ち」も「負け」も無い。

あるのは、


どれだけ人を愛せたか?

どれだけ、人から愛されたか?


それだけで、いいのだ。・・・・・生きることを、誇りに思え!

「オトーシャン!」って言う女の子の可愛らしさに・・・ただ、ひたすらナミダ・・・

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