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アバター・オブ・マーズ

kkk********

2.0

火星の年代プリンセス

DVDレンタルでよく目にする、 話題の超大作、ヒット作に便乗した 微妙なパチモン映画のことを 業界では"モックバスター"と言うんだそうな。 『アバター・オブ・マーズ』 本作も、『アバター』のメガヒットに乗っかった 「モックバスター」かと思っていたらさにあらず。 原題"PRINCESS OF MARS"― なんとあのスペースオペラの原点、 「火星のプリンセス」の映画化というからオッタマゲ。 なるほど主人公の名はジョン・カーター。 不思議な力により火星の文明社会へトリップするが、 重力差のお陰でスーパーマンと化し大活躍…と 多少の変更点はあるものの、 お話の方もほぼ原作に忠実と言っていい。 『アバター』のパクリと言うか、 むしろSF通で鳴らすジェームズ・キャメロンが SF活劇の古典的名作「火星シリーズ」を元に 『アバター』の世界観を作り上げたのだ という風にも取れまいか。 とは言うものの。 この映画を製作したのは、かの悪名高き 激安映画会社ザ・アサイラム。 パクったパクってないはさて置き、 出来上がった作品のクオリティは紛れもなく いつもの激安モックバスターのそれである。 まるで大きく見えないモンスター。 モロにカブりもの然としたエイリアン。 笑っちゃうような銃器備品。 スカスカボロボロのセット。 心アツくさせる友情やロマンスはほぼ割愛。 一体どうしたいのか、皆目理解不能な演出が 更にイライラを募らせる。 そしてなんと言っても、 正直目を疑ってしまったのだけど タイトルロールのプリンセスに扮するのが トレーシー・ローズって、一体なんの冗談だ!? 御存知、「約25年前」に一世を風靡した 我が性春のポルノ・クイーン。 御年42歳。 「元」ポルノクイーンによるプリンセスと言うことで、 丁度ジャバに囚われたレイア姫みたいな 胸元やらスリットがガバガバと開きまくった 非常に高露出な衣装を身に纏っての御登場は さもありなんと言ったところではあるものの、 ううう。やっぱりファンとしては、 25年前にこの姿を見せて欲しかった(涙) 思えば、中坊の頃。 竹部本一郎画伯の挿絵を眺めながら、 「もし、この小説が映画になったら…」 あれこれ想像して胸を躍らせたこの小説が、 奇しくもこのような形で映画化「されてしまった」 ことに深い遺憾の念を禁じ得ない。 なんでもディズニーが来年に向けて 『火星のプリンセス』の映画化を進めているとか。 監督がピクサーの人で、なぜか実写。 タルス・タルカスにウィレム・デフォー?(マヂカヨ爆) とりあえず、期待しておこう。

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