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トロン:レガシー (2010)

TRON: LEGACY

監督
ジョセフ・コシンスキー
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  • みたログ 2,730

3.23 / 評価:1273件

マドンナのバックダンサーのような…

  • Seven Garbage さん
  • 2015年2月20日 17時46分
  • 役立ち度 6
    • 総合評価
    • ★★★★★

やはり1982年版のオリジナルに比肩する出来ではなかった。

確かにソーシャルネットワークやベンジャミンバトンでも使われた顔のすげ替えは驚異的だし、フリンとトロンをちゃんとオリジナルの役者を使っているところも評価できる点である。
しかし、世界観が根本的に違っている。''時代だよ”と言ってしまえばそれまでだが、プログラム達がそれぞれ奇抜な髪型や髪色にバシバシのアイメイクで、スタイリッシュな服にウェッジソールの厚底ヒールなんか履いているのは納得できない。オリジナル版はプログラムは皆ロックマンのような無個性かつアホ丸出しの格好をしていて、お洒落して目立とうという意志は微塵も感じられなかった。しかし今作のプログラムは男も女も、リアーナかマドンナのバックダンサーかな?といった風情なのだ。

トロンという映画は決して興行的に成功はしなかったが、様々な作品で引用やオマージュをされるカルト的作品になった。それはやはり描かれていたプログラム内の世界観に魅力があったからだろう。ところが今作ではひたすらお洒落っぽくスタイリッシュにしたい意志が感じられるだけで、1982年版にあったオリジナリティはことごとく省略されてしまっているのだ。

ストーリー的にもあまり良くない。1982年版では、独裁的プログラム”MCP”によって全体主義国家のような体制が敷かれた”グリッド”をトロンとフリンが打破するという筋書きだった。が、今作においてはトロンは殆どおはなしの蚊帳の外にいて本筋と関係がない。オビワンケノービのように主人公を導く役割を老ジェフブリッジスが行い、ダースベイダーの役を若ジェフブリッジスが行っているからだ。ここはトロンにオビワンの役割をさせるべきではなかっただろうか。それでこそ前作の続編としての意味があると言えるのである。
ただ、本作はあきらかに3D公開前提の作品であり、実際クラブでマイケルシーンと戦うシーンなどはその効果の為にあるとすら言えるので、2Dで鑑賞してやいのやいの言うのは無粋かもしれない。続編ではオリジナル版に愛を持った脚本家が起用されることを望みたい。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • ファンタジー
  • スペクタクル
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