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悪人 (2010)

監督
李相日
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4.00 / 評価:4,879件

ラストで光代の前でも「悪人」になれた…

  • roh***** さん
  • 2020年2月17日 9時23分
  • 閲覧数 1406
  • 役立ち度 1
    • 総合評価
    • ★★★★★

「なれた」というと語弊がある気もするし、「演じた」と言った方がいいのだろうか。
祐一(妻夫木)は人を殺めた正真正銘の「悪人」であるが、光代(深津)の前では決して「悪人」ではなかった。最後までは。
最後のあの行動は、罪を自分1人で背負うため、光代の好意を消すためだと私は思っている。原作では自分を捨てた母親からお金をとっているのは「お互い被害者にならないため」と明かしている。その点で見れば、祐一は個人が抱える「罪の意識」に敏感だからこそあの行動をとったとも考えられる。

そして最後のあの行動で、光代の前でも世間で言われるような「悪人」になった。光代は祐一を愛しているから共に罪を背負おうつもりで警察から逃げたと思うが、その望んだ未来も妨害された。そういう意味の「悪人」としても捉えることができる(罪な男…みたいな)。

被害者の佳乃(満島)がゲスすぎて同情するのが難しいという声があったが、だからこそ度々出てきた祐一の光代に対する優しさは「本物」だと認識できたはず。仮に被害者が善人であったら祐一の優しさは「偽善」だと思い、物語にそこまで没入できなかったと思う。
祐一よりも「悪人」らしい登場人物は多くいたが、結局現実でも罪を犯した人が「悪人」。第三者からしたら加害者に同情の余地はない(我々は常にタクシー運転手と同じ立場)。この作品は加害者にスポットをあてたからこそ現実とのギャップにやるせない気持ちになるのだろう。
最後に祐一が失神している光代に手を伸ばすシーンは本当に切なかった。

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