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アブラクサスの祭 (2010)

監督
加藤直輝
  • みたいムービー 58
  • みたログ 151

2.88 / 評価:58件

歌を通して新しい自分への解脱

  • オチャリ さん
  • 2013年7月21日 17時58分
  • 閲覧数 1234
  • 役立ち度 3
    • 総合評価
    • ★★★★★

玄侑宗久の原作は読んだ。
筋書き言えって言われたって無理だろう。
それくらい抽象的でシュール。そんな印象しかない。
今回、映画版を観て
「そうそう、こんな話だったなあ~」って認識した次第。
仏門と鬱とロック。
一見無関係な取り合わせが一人の若い僧によって
織り成されていく。
ラスト、境内の特設ステージで転げ回りながら絶唱する主人公、
浄念。
田舎の古い因習、父親の死のという事実の呪縛、鬱病歴の苦悩、
その歌う姿はそれらからの脱却、解放をよく表現出来てて、
原作では感じ取れなかった作者の意図が
すっと心に入り込めたような爽快感覚えた。

主人公役のスネオヘアー、
ミュージシャンとしての才能買われての抜擢かも知れないが、
何事にもひたむきな様子、それでいて何かを抱えたような佇まい、
あの小走りのコミカルさなど、
主人公のキャラクターよく出せてたと思う。
(夫婦役で共演したともさかりえとはその後、
実の夫婦になってたとは知らなかった)

なかなか味わい深い邦画の一品。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 知的
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