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ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1 (2010)

HARRY POTTER AND THE DEATHLY HALLOWS: PART I

監督
デヴィッド・イェーツ
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  • みたログ 4,607

3.77 / 評価:1854件

一本の映画として満足させてほしかった

  • my******** さん
  • 2020年6月27日 15時39分
  • 閲覧数 294
  • 役立ち度 2
    • 総合評価
    • ★★★★★

序盤のつかみは非常に良かった。グレンジャー家やマッドアイ、ベドウィグの死、激しい負傷を伴う魔法戦、残酷な教師殺害シーンなど開始早々悲壮感や緊迫感あふれるシーンの連続で世界はどのような状況にあるのかしっかりと肌で感じられる。ロンドン市内でのカーチェイスや市街へテレポートしてきたハリーたちのシーンなど今までにない魅力があり、舞台を現実世界に移すことによってファンタジーから逸れた孤立感をも感じた。また魔法省潜入はスパイ要素もあり前半は脈動感も溢れていた。ハリーたちが扮した魔法省の3人の俳優たちの表情や動作はハリー本人たちと瓜二つで素晴らしく、とても楽しめた。

しかし、やはり第2幕からは…。逃げる描写ばかりでヒントを得ても物語が大きく動くことも無く…。ハリーたちが今まで助けてくれた学校や大人たちから初めて離れたからこその無力感や孤独感は感じる。それでもハリーの夢で勝手に解決できたり、助けが現れたり、自動的に導かれる描写が多すぎる。ただでさえ動きが少ない彼らが、ますます何もしていないように見える。また、前編後編に分けるにしても1作品として何か重要な結末を持ってくるか、もしくは後編の指針まで持って来れば、パート2への興味をもっと引けたと思う。本当に原作を二等分しました的な物語で目を惹く工夫を感じなかった。当初はドビーの死さえも後編で描かれるはずだったそう。何をもって今作のラストにしたかったのか…。それだったらJ.K.ローリングの意向に反するが、3時間にまとめて1作品にしたら見応えがでたのではと思ってしまう。

んー、シリーズ全体として見れば愛おしい作品でもあるが…。3人を孤立させ最終話前にじっくりゆっくりと彼らの様々な表情や心情を見れる。ただ公開当時は新作を待って待って、やっとお金払ってこれで一本な訳で、なおかつ後編は半年以上先。やはり前編と言えども一本でも満足させなければならない。映画はよりペース配分とバランスが重要と気づかされる。前半は面白みがあったが、後半はその原作主義シリーズの悪い面が出てしまった作品に感じた。J.K.ローリングが制作に加わったからなのか?その反面、冒頭のダズリー家とハリーの大事な和解シーンはほぼカットされ、ダドリーの顔さえ写っていない。ハリーが持っている両面鏡の説明は無し。バチルダが殺害されナギニが化けている背景が分かりづらい。など、そんな演出の様々な決定が残念だった作品。

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