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ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2 (2011)

HARRY POTTER AND THE DEATHLY HALLOWS: PART II

監督
デヴィッド・イェーツ
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4.11 / 評価:2,107件

脱帽!10年の歴史にふさわしいフィナーレ

  • 映画生活25年 さん
  • 2011年7月15日 7時37分
  • 閲覧数 3625
  • 役立ち度 155
    • 総合評価
    • ★★★★★

正直このシリーズ、今まではノリ切れなかった。
「やっと終わってくれるか」という思いもある。
1作目で子供向けファンタジーという印象が強すぎ、2作目はパス。
3作目からは一応鑑賞はしているが、どれもあまり好きではない。
ダークな色合いが出始めたあたりからは多少好感を持ったが。

前作の皆様のレビューを拝読すると、「この監督になってからはイヤ」という意見をチラホラ見かける。
私はその逆で、この監督になってから、闇の帝王ヴォルデモートが出てきてから多少面白くなってきたというタチである。
前作までの「思い入れ」などまるでなく、もちろん原作未読。
したがって本シリーズの大ファン、原作ファンの方々とは違った意見になるかもしれない。
今まで惰性で本シリーズ観てきた映画バカとしての意見を言わせてもらう。

正直、前半1時間は今までの印象と変わらず。
睡魔との戦い。
実際ちょっと落ちた。

だが後半1時間、脱帽である。
誰がどうなるかは言わんでおくが、ハリーが最後の分霊箱が何かを悟ったところからは、ガッツリのめり込めた。
そしてある人物の最期の涙が、本作の意外な真実の歴史を語る。
これが凄い。
もっとしっかり観ておけば良かったと思う次第だ。

1作目から10年。
遂に迎えるフィナーレは、その歴史にふさわしい、壮大かつ壮絶な、見応え十分なものであると言って良いだろう。

10年もの長期にわたりほぼ固定したキャラクターで、なおかつ演じる者も固定して製作されたシリーズは極めて稀である。
しかも演じた子供たちもシリーズとともに少年少女、そして大人へと成長。
成長ととも別の役者に変わってもおかしくないのだが、皆最後まで演じ抜いた。
今まで惰性で観てきた私が言うのも何だが、これは賞賛に値するだろう。

あどけない子供だったダニエル・ラドクリフも青年に成長。
このような大シリーズの役柄で当たると、そのイメージに縛られて伸び悩む可能性もある。
たとえば10年前にデビューした彼が、たとえば今から10年後も俳優として活躍しているだろうか。
だがそんな心配は無用だということは、本作をご覧になればおわかりになるのではないか。

本作がヒットしてから、同じように大ヒットシリーズになることを目論んだファンタジー作品は多々ある。
だがそのほとんどが不発。
続きそうなのはナルニアくらいか。

また昨今はシリーズ物のリメイクなども大流行し成功例もある。
だが本シリーズはここまでやれば、もうそれもないだろうと思わせるほどの歴史を持つと言ってもいいだろう。

日頃大衆向けファンタジーには手厳しい私だが、本作には脱帽。
このフィナーレには敬意と賞賛を表したい。

詳細評価

物語
配役
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音楽

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