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ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2 (2011)

HARRY POTTER AND THE DEATHLY HALLOWS: PART II

監督
デヴィッド・イェーツ
  • みたいムービー 463
  • みたログ 4,347

4.11 / 評価:2,107件

勇気と希望 ハリーありがとう。

  • Shoko さん
  • 2011年7月16日 20時05分
  • 閲覧数 2435
  • 役立ち度 116
    • 総合評価
    • ★★★★★

1997年にJ・K・ローリングがハリー・ポッターシリーズの一作目「賢者の石」を出版して以来、彼女の描く魔法の世界の虜になってきました。
分厚い原作本七巻、夢中になって全部英語で読みました。
最終巻が出版されたのは10年後の2007年。
あの時の衝撃は今でも鮮明に覚えています。


映画のハリー・ポッターシリーズは2001年からはじまりましたが、あの時ハリー役のダニエルはまだ11歳。ハーマイオニー役のエマは10歳。
一作目の夢のあるマジカルファンタジーには本当にワクワクしましたね。


本の映画化というのは読者の描く原作のイメージと映画とのギャップが大きくて失敗することもあるけれど、ハリー・ポッターシリーズは原作者が映画製作に深く関わってきたから、映画化のために多少ストーリーを短縮、変更しなくてはならないことがあっても、ローリングの世界観は正しく伝えられていることが感じられて、どの作品にも失望させられたことはありませんでした。


むしろローリングの描く世界が映画になることによって、ああ、こういうことだったのか、と目の前にビジュアルでみせてもらえるのが本当に嬉しくて。
各作品に登場する「名物教授」やキャラクターたちも毎回楽しみでしたね。
メインキャラクターは成長中の子役でも、脇をかためる英国の名優たちのおかげでクオリティの高い作品となりました。


そしてとうとう映画のほうも初公開から10年後の今、幕を閉じることになりました。
それがエピックファンタジーの最後を飾るのにふさわしい作品であってくれて、こんなに嬉しいことはありません。


本作はハリー・ポッター映画のこれまでのどれとも違う。
確実に別次元の作品です。
映像はどのシーンも驚きなしには見られません。
古典的な魔法界を描いているのに手法はどれも新しい。
戦いは「ロード・オブ・ザ・リング」のような緊迫感と迫力がありました。


この最終巻の第七巻を4年前に読んだ時、実は学校という子供たちが安全に守られるべき場所で殺戮がくりひろげられるのが、とてもつらかったんです。
子供も大人もたくさんの人が死ぬ。
そのとき感じた複雑な想いがこの映画化で少し昇華されたような不思議な気持ちがしています。
魔法界での善と悪の戦いとそれに立ち向かったあとの結末。
最後に頭に浮かんできた言葉は、勇気。希望。友情。
そしてハリー役のダニエルをはじめとする製作陣のみなさまへこれまでどうもありがとう、という気持ちになりました。


その他キャストで特筆したいのはやはりヴォルデモート役のレイフ・ファインズ。
魅力的な悪役がいてのストーリーですから、彼の存在感、演技力に感謝です。
ヘレナ・ボナム=カーター。彼女なしでは魔女は語れません。
そしてアラン・リックマン。あぁ、なんてせつないんでしょう。
一番悲しいのは彼。
このスネイプ役をするために原作者のローリングは最終巻を実際に執筆する何年も前からアラン・リックマンにこのスネイプの「秘密」を伝えていたそうです。
そうでなければあのせつない役どころは表現できませんよね。
さすがです。


この映画は一巻から七巻までのハリー・ポッターシリーズを全部とおしてひとつのお話と考えるべきです。
たまにシリーズものの作品をひとつだけみて、前後関係もわからぬままにレビューで低評価を書く人がいますけれど、やはりこれだけのエピックを見るからには鑑賞者だって製作者に敬意を表して前作を見ておくくらいの姿勢は必要なんじゃないかと思います。
前のお話を知っている人もぜひ死の秘宝PART1はもう一度みて、おさらいしておくことをおすすめします。


どうせ見るならばこの世界観にどっぷりひたってたくさんの人が楽しめますように。
五つ星。

詳細評価

物語
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