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ミレニアム2 火と戯れる女 (2009)

FLICKAN SOM LEKTE MED ELDEN/THE GIRL WHO PLAYED WITH FIRE

監督
ダニエル・アルフレッドソン
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3.55 / 評価:409件

解説

世界中でベストセラーとなったスウェーデンの小説「ミレニアム」3部作を映画化したシリーズ第2弾。前作の事件から1年後を舞台に、少女売春組織の調査をきっかけとして巨大な陰謀に巻き込まれてしまうヒロインの苦闘と、彼女の支援に奔走するジャーナリストの姿を描く。リスベットとミカエルのコンビには、前作に続きノオミ・ラパスとミカエル・ニクヴィストが続投。事件の全ぼうが明らかになるにつれ、リスベットの衝撃の過去が浮かび上がってくるスリリングな展開に引きこまれる。

シネマトゥデイ (外部リンク)

あらすじ

少女失踪(しっそう)事件解決から1年後、社会派雑誌「ミレニアム」で少女売春組織に迫った特集の準備を進めていた担当ジャーナリストが殺害される。現場にリスベット(ノオミ・ラパス)の指紋のついた銃が残されていたことから、彼女は容疑者として指名手配されてしまう。リスベットの無実を信じるミカエル(ミカエル・ニクヴィスト)は、独自に調査を進めていくが……。

シネマトゥデイ (外部リンク)

映画レポート

(C)Yellow Bird Millennium Rights AB, Nordisk Film, Sveriges Television AB, Film I Vast 2009
(C)Yellow Bird Millennium Rights AB, Nordisk Film, Sveriges Television AB, Film I Vast 2009

「ミレニアム2 火と戯れる女」複雑に入り組んだ謎がひとつずつ解き明かされていくプロセスがスリリング

 リスベットの非情なまでに強い精神力にあらためて惚れ直した。前作ではミレニアム誌の記者ミカエルの助手として事件の捜査にあたったリスベットだが、 今回は彼女自身が当事者、しかも殺人事件の容疑者にされてしまう。それでも彼女は冷静沈着。誰にも助けを求めず、鋭い頭脳と抜群の行動力で事件の核心に迫っていく。彼女は何故ここまでクールでいられるのか。過去に何があったのか。本作「ミレニアム2」と完結編の「ミレニアム3」でその全てが明らかになる。というのも、彼女の存在そのものが、権力を乱用した犯罪の根幹に深く関わっているからだ。

 「ミレニアム」シリーズの魅力は、単なる事件の謎解きではなく、ある事件の捜査に関連してその背後に隠された巨大悪が浮かび上がる二重構造になっている点だ。今回も、ミレニアム誌の少女売春告発が、権力機構が関与する秘密組織を暴き出し、ひいてはリスベットの呪われた血の物語に続いていく。複雑に入り組んだ謎がひとつずつ解き明かされていくプロセスはゾクゾクするほどスリリングだ。強いアクションヒーローが主人公だったらこうはいかない。観察力に優れたジャーナリストと天才ハッカーという異色の組み合わせだからこそ成立する語り口だ。

 「2」では絶体に諦めないリスベットのフィジカルな強さが、「3」では頭脳プレイが冴え渡る裁判シーンが際だっている。(森山京子)

映画.com(外部リンク)

2010年9月16日 更新

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