2014年12月6日公開

ヘヴンズ ストーリー

PG122782014年12月6日公開
ヘヴンズ ストーリー
3.1

/ 121

12%
28%
27%
18%
14%
作品情報上映スケジュールレビュー

作品レビュー(52件)


  • kaz********

    4.0

    憎しみの連鎖はどこかで断ち切らなければ

    題名は「ヘヴンズストーリー」だが、この世には天国なんてないといってる気がする。家族を殺された憎しみに囚われて復讐するなら、その憎しみは連鎖されいつまでも殺人がくりかえされるであろう。 4時間38分という長尺だが、登場人物の誰もが家族を殺されており、その人物たちが極めて近距離で生活しているというストーリーには少し違和感を持つ。9章に渡るエピソードは関連しているとはいえ、唐突な感じもする。『復讐代行業』の話は削っても良かったのではないか。それに海島に父を殺されたカナの出産も、復讐で死ぬ者たちとの対比を印象付けようとしているが成功しているとは思えない。なにしろ、現職警官が殺人を行う海島の振る舞いが甘く現実味がない。 物語は、父と母と姉を殺されたさとが、同じ妻と子を殺された佐藤知己の『刑務所の外に出たら必ず殺す』という弁舌を聴いて彼のファンになる。そして新しい家庭を築いていた知己に近づき、彼と行動を共にするというストーリー。知己のターゲットになる相川は若年性アルツハイマーを患う寺島恭子と養子縁組を行い出所する。過去の罪を反省した相川は、恭子の介護を献身的に行う。しかし、知己とさとはそんな相川を許してくれなかった。さとは、家族を殺した犯人は自殺し『私の殺したい人は、もういない』と分かっていながら、知己の復讐に深入りするのか分からない。ラスト近く、知己に「怖くないのか」と問われ、「人はいつか死ぬものだから」と言い放つ。不毛の復讐が終わった後、さとは何を感じただろうか。 憎しみの連鎖は新たな憎しみを産みいつまでたっても平和は訪れない。どこかで断ち切る寛容性をもつ必要があるのでは。 とはいっても、それぞれのエピソードが重いテーマを持っており、力作には違いない。

  • oir********

    1.0

    才能の煌めきを欠いた思わせ匂わせ超長尺劇

    ざっくり言えば家族を殺された遺族と殺した人間の巡る因果の物語。 最終盤の生死の対比描写とエンドテーマなどから、監督自身は「罪と罰」「生と死」に対し非常なる高みの境地に達していると推察されるが、如何せんご自身の高尚なイメージを映像化するにあたり観客置き去り、自己陶酔・自己満足に浸りきってしまう傾向があるようだ。 時間軸やエピソードをかなり錯綜させているが論理的というよりは的外れの直感的。 そこには才能の片りんを感じることは微塵もできず、意味不明さと単なる冗長さにこちらが苦しめられるだけでしかない。 見始めて程なく監督が誰かということが気になり、イライラと共に監督に対する怨嗟の念が募っていった。 視聴後にさっそく調べて「楽園」の監督と知り、極度の自己陶酔性に合点できた次第。 その他の作品は知らないし、できれば今後は回避したい。 具体的に名前は出さないが、もし別の監督だったら4時間半というウルトラ長尺にせずとも、2時間半から3時間程度には凝縮し、なおかつこちらにも劇的な感情体験をもたらしてくれたに違いない。 本作監督:瀬々 敬久(ぜぜ たかひさ)という名前は忘れずに記憶しておきたい。 マイナス三つ星

  • mie********

    3.0

    ネタバレやはり長い

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • なつ

    2.0

    Hulu

    なんだこれは、、、2時間でいいじゃないか、、、そんなに長くする必要があったか?

  • yab********

    3.0

    山崎ハコが命の尊さを表現できる唯一の存在

     誰だって死ぬんだという観点からすると、どんな死に方をしても死はみな同じ。命は軽いか重いかという観点からすると、とても命が軽い。  殺された殺し返す。やられたらやり返す。復讐なり、復讐代行が平気で行われる。  人が簡単に血を流し、人がいとも簡単に死ぬ。命がやはり軽い。  自分の両親と妹を殺された女の子がいる。自分の妻と子供を殺された夫がいる。人の復讐を代行する男とその息子。  女の子は妻子を殺された男とその犯人の若者に対しての復讐を試みる。  目には目をが、この作品を絶望へと導く。  死がすぐそこにあるという設定のうらはらに、新しい生命の誕生を設定するベタなシーン。  しかし、解せないのはその新しい母親は、死んだ復讐代行の男から長年金をせびり、彼が殺されてからは、拳銃を盗み妻子を殺した犯人を撃つ。その新しい生命の行く末が、とても懸念される。  そして、その復讐代行の男の息子の死や生に対する感度の悪さがとても気になる。  認知症になる人形作家役の山崎ハコの存在感が凄い。出所した若者と暮らし、次第に記憶を失っていく姿がとても印象的だ。  彼女をとり巻く認知症の世界のみ、命の重さが維持されている。そして、殺す、殺される、そして復讐という負のスパイラルを見事に止めている。  山崎ハコが、実は命の尊さを表現できる唯一の存在のような気がして、正直ほっとさせられた。

  • jsb

    1.0

    そこらの被害者ドキュメンタリーのほうが。

    人物が出てきて何かをやってる。それが何故なのかが話が進むと徐々に分かってくる形式のオムニバス? とにかくそれまでの過程が死ぬほどつまらなくて退屈、かつ不愉快で途中で見るのをやめました。 期待せずに見たのに、ここまでのガッカリ感を与える本作品はある意味すごいと思いました。

  • hra********

    4.0

    幸せな作品

    ヒューマンドラマとして決して脚本が上手い類いの映画という訳ではないけれど、 上手かったら4時間38分にはならない。 だけど、 作り手と演じ手が人間の感情を丁寧に丁寧に紡いだ結果、 必要な長さが4時間38分になったんだと思います。 本来は不要と切られてしまいそうなところを全部入れても映画として成立するという事は作品にとっても観る側にとってもとても幸せな事だと思います。 作品とはあまり関係ないですが 呪いの藁人形の歌を歌っていた山崎ハコさんが人形に救われる役を演じるという所がなんだかグッときてしまいました。 欲を言えばもう少し人間の滑稽さを笑う視点も欲しかった気がします。

  • nn1********

    4.0

    一口寸評

    4時間38分という長尺に怖れをなし、評判(キネ旬3位)を知りつつ7年間も放置、DND化には欣喜雀躍した。 なるほど、ヒリヒリとした緊張感が最後まで途切れない傑作だ。 ‘復讐’をキーワードに、様々な人間たちのドラマが絡み合う大河的な構成。 夢に出てくるような山中の廃墟団地や離れ小島の四季折々の風景に、人間の愚かな営みが丸ごと呑み込まれていく。 手持ちカメラが、役者たちの刻々と変化する表情を長く長く捉え続ける。 瀬々監督の拷問のような演出に耐えたのは、寉岡萌希、長谷川朝晴、忍成修吾、村上淳、山崎ハコ!、菜葉菜、佐藤浩市、柄本明の面々。 尺の長い映画は好みではないが、複雑怪奇な人間の心理や生き様をまともに描こうとすれば、いくら尺があっても足りないくらいだろう。 人間の生と死、罪と罰を描き込んだ佐藤有記の脚本はもっと褒められるべきだ。 評価は4.5★。

  • shi********

    3.0

    天国はどこにあるのか・・・。

    両親と姉を殺害された少女。 犯人は自殺。 孤独と絶望の底で苦しむ彼女は、テレビである男の姿を見る。 彼は妻と赤ん坊を殺害された。 しかし犯人である少年は死刑にはならない。 「この手で殺す」 復讐の相手すら今や存在しない彼女にとって、彼はヒーローだった。 数年後。 男は幸せな家庭を築いているが、彼の前に少女が現れる。 彼女は彼の妻子を殺害した犯人がすでに釈放されていることを告げ、復讐をけしかける。 少年は獄中で養子縁組みした女性のもとに身を寄せていた。 しかし女性は若年性アルツハイマーを発症していた。 献身的に介護をする彼であったが・・・。 ご存知のようにとにかく長い。 退屈とまでは言わないが、もっと簡潔に描いてもいいのではないか、または省いても良かったのではないかと思えるシーンやエピソードもある。 サブストーリー的に復讐代行を副業とする警官の姿も描かれる。 復讐代行と言ってもかなりシビアなもので、要するに殺し屋だ。 この殺し屋にもかなりスポットを当てていて、終盤は彼に関わる人物たちが本筋にも絡んではくる。 しかしこの殺し屋の描写が杜撰(ずさん)。 殺害の証明として死体写真をメールに添付して送信したり、恐らく閉園中であろうが白昼の動物園で拳銃片手に標的を追い回したりする。 家宅捜索後の家のトイレのタンクから拳銃が出てきたりする。 どんないい加減な警察でも必ず捜索する所だ。 真面目に真剣に作っていると思われる作品に、このようないい加減な描写があると興も醒める。 しかものこの拳銃のくだりは9章中の8章目。 終盤にこれだから参る。 省くべきところがあるかと思えば、逆に感じられるところもある。 私の好きな役者である菅田俊についてである。 相変わらず存在感たっぷりで、意味ありげな表情を見せる。 しかし、何かあるなと思ったが何もない。 私の推測ではあるが、カットされたように思える。 このようにメインのストーリー以外で違和感を覚えるところはあるが、そのメインストーリーは悪くない。 テーマは殺人と復讐。 被害者遺族と加害者の生き様をえぐり出すように描いている。 加害者の死を持ってしても、被害者遺族の心の傷は癒えることはない。 また一方、加害者が生きていても、新たな家庭を築き、新たな幸せを得ることもできる。 人が人を殺すこの世の中は地獄なのか。 それとも、どんなに過酷な状況でも、癒やしの道が存在する天国なのか。 ここに描き出される人々は、ほぼ全て非日常を生きる人々だ。 しかしそんな人々の姿が、日常を生きる人々の本質を投影している。 最後に演技陣について。 本作出演者すべてから真剣さが滲み出ている。 そんな中で圧巻だったのが山崎ハコ。 殺人犯である少年と養子縁組みをするが、若年性アルツハイマーを発症する女性を演じている。 サプライズの舞台挨拶があったからと言って持ち上げるつもりはないが、実に素晴らしい演技を見せてくれた。 本作中で最も印象的だった。

  • mil********

    2.0

    ネタバレそりゃぁないよ~

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • やふたろう

    4.0

    278分のリスクを冒す価値の是非

    30分ほどのストーリーが8本+総括1本。全部で9章に分けられているが、オムニバスというわけではなく断片的に登場人物が繋がっている。第1~3章は別々のストーリーであるが第4章に前半3つが繋がって、意識が高揚してきた時点でインターミッション。ここまでで2時間。休憩後、第5章は映画初出演という山崎ハコさんが主役のストーリーから始まって、ラストの第9章まで2時間40分弱。 さて、映画の感想ですがとにかく《もったいない》の一言。後半のある章でこの映画の致命的な欠陥をさらしてしまっている。これがなければ満点とするはずだった。瀬々監督のティーチイン付上映会だったので、あまり酷評したくないのだが、本当に残念。エンディングテーマの詞も監督の意気込み空回り。 理由はこうだ。4時間超もの作品を観にくる観客は決して『感染列島』のようなご都合主義映画を観に来るわけではない。休憩時間を含めて5時間近くの時間を拘束されるのだから、例えば『愛のむきだし』のような“意欲的で勇気ある作品”を希求しているはず。本作もその章に至るまでは良く出来ていた。難解な部分もあるが、胸が締め付けられるようなシーンも満載、長尺映画ならではの贅沢さだ。 ところが、結末を迎えてくるに連れて『感染列島』で見せたようなご都合主義の展開オンパレード。急に、ターゲットを『踊る大捜査線』や『252』『海猿』の客層に振り向けてしまったような堕落ぶり。監督の資質と言ってしまえばそれまでだが、返す返すももったいない。ここで述べるご都合主義とは、例えば自動車で逃走した主役たちをランニングで追いかけて、しかも追いついてしまったり、ピストルで撃たれて大出血しているのに元気に走り回り人探しをしていたり・・・大切なまとめのシーンをなぜ、こんな安易な脚本で締めてしまったのか、爾前の200分を台無しにしてしまっている。『感染列島』の悪夢が蘇る。果たして『感染列島』を高評価したものが、この278分の映画に来るだろうか。答えは否である。ネームだけで客を呼べるような俳優もいない。だからこそ、ストーリーが重要だと思うのだが。 岩手の廃鉱、渡し舟、人形舞台、そして四季折々の映像。更には本年度女優賞候補にも推奨できる山崎ハコの名演技と、菜葉菜、忍成修吾、長谷川朝晴・・・凄まじい俳優たちが顔を揃えている。“ご都合主義”などと細かいことを気にしなければ十分、評価できる作品。当日鑑賞料金2,500円という価格も踏まえての評価が★4つ。心情的には満点にしておきたいとも思うのだが、278分完走した自分の苦労を評価に加えるのは筋違いだろう。 このような系統では『リリィ・シュシュのすべて』(146分)>『愛のむきだし』(237分)>『ユリイカ』(217分)>>>『ヘブンズストーリー』(278分)というレベル。本当に惜しい。 ところで、第2章ブティックのシーンでカメラマンの写り込みがあった。本公開までに修正できるのだろうか。老婆心ながら心配である。

  • red********

    5.0

    お願いです!!DVD化して下さい

    3.11の震災直後、近くの映画館で上映していましたが、 あの時は、とてもとても映画を見る気分になどなれませんでした。 あれからずっと、待ってます。 もちろん映画館の大スクリーンで見たいのは山々ですけど、 私たちのような地方都市の人間に、見れる機会は本当に少ない。。。 瀬々監督様。 11月に新作も公開されることですし、 「ヘブンズストーリー」DVD化。ご決断お願いします。

  • mi_********

    2.0

    ネタバレ2時間ほど語りたいが…。

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • iwa********

    3.0

    愚かな人達の物語

    まるで長編ドラマを編集して映画に収めたような作品、1人の少女の復讐から始まり、連鎖されてく憎しみの輪、人を呪わば穴二つ、題名は直訳して天国の話だが、決して天国に辿り着けない愚かな人達の物語。

  • god********

    2.0

    肥大していく憎悪の連鎖

    4時間38分を最後まで飽きさせない作りにしたのは凄いと思う。 生と死、罪と罰にまつわる全9章の長編。 日本の四季を織り交ぜながら、幾多の登場人物を絡ませていく。 本作はこの世に生き残ってしまった人々を映し出す。 彼らにとって「生きる」とは、怒りであり、憎しみであり、苦しみであり、悲しみである。 被害者と加害者間で、憎悪は肥大していき、暴力や復讐が連鎖していく。 その連鎖は「死」でさえも止めることはできない。 血の繋がりによって引き継がれた憎悪は、下の世代にも多大な影響を及ぼしていく。 無垢だったはずの子供たちが、トラウマや心の傷を抱えながら成長している姿。 その時間の流れを表すために、これほどの尺が必要だったのだろう。 終盤には新たな命の誕生を描いている。 この純真無垢な存在は、人間の闇に包まれた本作を明るく照らし出す。 この子だけは“自分たちのようにはなってほしくない”と誰もが祈っている。 けれども、命にまつわる重いテーマを扱っていながらも、不思議と心に響くものはない。 それは、罪と罰に関する事象が提示されるだけで、それを深く掘り下げることを作り手が拒否しているからだと思う。 瀬々作品にいつも感じることだが、基本的に物語を紡ぐという作業を終始忘れている。 生と死というテーマにまつわるエピソードを並べているだけに過ぎない。 演出も瀬々テイストの悪い面が出ている。 登場人物の感情が激しく揺れる度に、手持ちカメラも揺れに揺れる。 良かれと思ってやっているのだろうが、画面が見にくい上に、そんな演出をしなくても観客には演技で十分心情が伝わっている。 エンドクレジットで流れる彼が作詞した曲も、本作のテーマを全て歌詞で説明してしまい芸がない。 彼の作品を観るといつも思うことだが、もう少し観客を信頼して演出すべきだと思ってしまう。

  • sav********

    3.0

    4時間38分完走も、天国への道は開かれず

    今作を観賞するため、 『川の底からこんにちは』以来 4ヶ月ぶりに渋谷Q-AXビルの ユーロスペースに行ってきました。 ビルの入口には作業車が停車。 9月30日に廃館になった地下1階、2階の フィルムをリールする機材などが整然と並べられていました。 映画館だけでなく1階のカフェテラスも 閉店されるようで、同時に機材の搬出が行われていました。 これで今秋に入ってから 渋谷で幕を下ろしたスクリーンは4個目です。 メジャーなシネコンだけが生き残っていき、 今作のようなオリジナリティ溢れるシネコンには 向かない作品を上映する映画館は淘汰されていってしまうのでしょうか。 心から映画を愛する1人として 物悲しい気持ちに囚われてしまいました(ちょっとブルー) ◇   ◇ そして、こちらも久々。 『トロッコ』で尾野真千子さんを見て以来、 主演女優の寉岡萌希さん目当てで公開初日の舞台挨拶に行ってきました。 劇場は収容人員の多いスクリーンがあてがわれ 幅広い年代層で9割ほどの入りでした。舞台挨拶なのに 満員にならないところが、メジャー作品ではない悲しさですね。 まぁ、観るほうは、その分ゆったり観られますからイインですが(苦笑) ★彡     ★彡 いやぁ、 途中10分の休憩があったとはいえ、 上映時間4時間38分は長かったなぁ 前半はアッという間だったけど、後半は長く感じたかな 昨年2月同じ映画館で 同じく公開初日に観賞をした 『愛のむきだし』以来ですね。こんなに長かったのは。 『愛のむきだし』とはテイストが異なりますので余計に長く感じたのかもしれません。 ◇   ◇ 客電点灯後、 客席に関係者がいたにも関らず拍手は起きませんでした。 舞台挨拶最後で瀬々監督が 「映画には未来があると思った」 と、感極まって涙混じりに声高に マイクで訴えたテンションの高さとは正反対でした。 あまりの上映時間の長さに疲れていたせいもあると思います。 あまりの作品内容の重さに疲れを倍増させられたせいもあると思います。 救いと希望のあるラストで映画に幕は下ろしますが、バラ色でキラキラ お星さまが輝くようなハッピーエンドではありませんので、そのあたりの 靄がはったような雰囲気を残した点も、きっと理由のひとつなのでしょう。 ◇   ◇ 〈 なくなってしまって困る思い出 〉 生と死 殺すと殺される 復讐 ざっくり言っちゃうと この3点を描いた作品になっています。 “良い映画です” これ以外に適切な表現が 見つからないのですが、それは間違いありません。 でも、なんか気合が空回りしているというか、 最後まで、作品の波長とシンクロできず仕舞いで、 登場人物が、やたらに泣いてはいたのですが、私の 瞳は、一瞬たりとも潤むことすらありませんでした。 なんなのかなぁ。 節目で入る能みたいなシーンも これぞ映画芸術なのでしょうが 私自身は引いてしまいましたし、 他にも、よく理解できないことが 幾つか、あって、なんか今作からは 爪弾きにされたまま終ってしまったような感じでした・・・。 ★彡     ★彡 描きたいこと 伝えたいこと これはわかっていると思うのですが、 わかっている=感動に結びつかないのが 人間という生き物の複雑さたる所以でして。 1年間に及んだ撮影、 スクリーンからほとばしっていた熱に 敬意を表して星3個をつけさせて頂きます。 が、本音をぶっちゃけてしまえば、 4時間30分あるなら、他の作品を2本観ちゃうかなぁ(爆)

  • hir********

    2.0

    ネタバレ残念

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • man********

    4.0

    静かな悲劇と復讐の叙事詩

    ついにこの長尺を鑑賞しました! 私にとってはベルトルッチの「1900年」、 ベルイマンの「ファニーとアレクサンデル」に次ぐ 長さの映画です。 まあ長いというだけで否応なしに大作感を出せるので それを売りにしているところは多々あるでしょう。 皆さまご指摘している通り無駄なエピソードも多いし、 辻褄わせなシーンや詰めが甘いところも多く 決して文句なしの傑作と絶賛はできません。 ベルトルッチやベルイマンの超大作と比べるまでもなく 園子温の「愛のむきだし」の4時間の疾走感とも比較になりません。 それでもこの映画は良いです。 何といっても映画を撮ることの情熱に溢れています。 無駄なエピソードも含めて長編小説のように 幾つものエピソードが綴られていく流れに映画ファンなら 嬉しくなるはずです。 雪の中の廃墟の団地シーンの凛とした美しさにも息を飲みます。 内容自体は最近やたらもてはやされる少年法の壁と復讐という テーマを十分掘り下げられてはいないかもしれませんが、 情念渦巻く復讐劇ではなく、静かに漂うように 事件に関係した人たちの姿が映し出されていく様は ひたすら悲しいです。 ただし最後の歌はひどい。あまりに陳腐な歌詞に 4時間なんだったんだ、と呆れてしまいます。

  • man********

    4.0

    微妙な緊張感の連続

    サトの家族が殺されてから、サトが「ヒーロー」と想い続けた別の殺人被害者家族のトモキによる犯人ミツオへの復習までを繋げる、9つのエピソードによる4時間38分の作品。 そして、その時間は動きまわる影像を延々と観つづけることで終わった。 サト、カイジマ、トモキ、タエ、ミツオ、響子、ハルキ、カナ・・・。それぞれのエピソードで中心となる人物は異なり、当然脇役も多数スポットで登場。 これだけ長いときっと主人公以外は分からなくなると思っていたが、その心配は殆ど無く最後まで混乱無く観ることができた。 そんなところから、登場人物たちの役どころを一貫して作り上げられていると思う。 現実と照らし合わせると無理があるところがところどころにはあるが、脚本も演出も及第点。

  • tko********

    5.0

    「悪人」や「告白」を観て・・・

    何かを感じた人にこそ観て欲しい1本! 重いテーマではあるし、上映時間も長い・・・、が観たあとに必ず何かしらどんな種類にしろエモーションが動く作品です。その体験こそが映画だと僕は思う。映画を体験するとは、3D映画を観ることだけではないと改めて痛感した次第・・・。 さらに生と死、復讐、などをテーマにヒットした映画が多い昨今の邦画界において、この作品ほど誠実にそれらのテーマに取り組んだものはないと言えるだろう。 このような作品が作られ上映される限り「映画には未来がある」と強く感じた。

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