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約束の葡萄畑 あるワイン醸造家の物語 (2009)

THE VINTNER'S LUCK

監督
ニキ・カーロ
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3.13 / 評価:52件

“偽”天使が邪魔な農園。農夫こそが天使。

  • 百兵映 さん
  • 2015年4月15日 9時04分
  • 役立ち度 1
    • 総合評価
    • ★★★★★

 “堕”天使には最初から最後まで邪魔された。おそらく「これがいいんだ」ということなんだろうけど、私には“邪魔”天使以外の何物でもなかった。

 そう遠くない昔のワイナリーの物語。いかにも有りそうな農家の、いかにもありそうな苦労話。それはそれで知りたい話で、映画ならではの映像で誘われるものと期待したのだが、この“堕”天使に“邪魔”されて、シラケてしまった。天使などという突飛なキャラを登場させなくても、いいワイナリー物語になったのに。

 「いい時もあれば悪い時もある。」
 「ワインは人だ。」
 「ワインは葡萄だ。葡萄は土壌だ。」

 葡萄農家でなくても、日曜菜園農家でも常識的によく分かっていることだ。

 「天国と地獄の間に真実がある。」

 おそらくそういう人生訓みたいなことがいいたいのかもしれない。それはそれでいい。農場というのはそういう所だ。天使からとやかく言われて納得することではない。

 私はスケールのでっかいワイナリーを2カ所訪問したことがある。一つはカリフォルニア、もうひとつはオーストラリア・ビクトリア州。この両者と比べると映像の葡萄畑はかなり牧歌的だ。

ここでだったら、良い日差しといい木陰の中で、農夫&農婦がいつ(気分のまま)抱き合っても転がり合ってもサマになる。厭らしくはない。むしろ健康的だ。天国だ。この農夫たちこそが天使だ。怪しげな天使(あるいは宗教家、専門家、領主etc.)からとやかく言われることはない。

良い映画なのだ。ちょっと目障りな“邪魔”さえなければ。

詳細評価

物語
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