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ふたたび swing me again (2010)

監督
塩屋俊
  • みたいムービー 73
  • みたログ 270

3.82 / 評価:147件

誉める部分が何もない国策もどきの酷作

  • ポルティ さん
  • 2020年8月10日 8時47分
  • 閲覧数 77
  • 役立ち度 0
    • 総合評価
    • ★★★★★

オープニングでいきなり厚生労働省、日本医師会推薦の特選作品との「御旗」とハンセン病の説明のクレジットが出た時点で何やら優等生的な雰囲気が漂う。それだけで嫌な予感がしたが、案の定、映画としては酷い出来だ。
これは商業映画というより、学校の道徳の授業で見せられる教育的啓蒙映画みたいなものと思った方が良い。
ストーリーの薄っぺらさは目を覆いたくなるほどで、とても見るに耐えない。変に当局が絡んでいるせいで、すべての描写がマイルドで綺麗事に終始し、全くハンセン病に対しての啓蒙にすらなってない。
まあ、ハンセン病に対する誤った政策は国の負の歴史でもあるので、国の息のかかったこんな国策もどきの作品で深く踏み込んで自省するわけもなかろうが。

一番不自然なのが、何故これが神戸が舞台なのかということ。関西弁がただの一言も出てこないことで、もはや映画としてのリアリティの追求を放棄している制作姿勢も気に入らない。
だいたい元バンドメンバーの面目が、あんな美山町の重要文化財級の古民家や白浜みたいな観光地にわざわざ住んでいる設定自体がタイアップ感ありありでシラケた。

こんな上っ面だけで何を感動しろというのか。お上が民間の映画制作なんかに絡むとロクなことがない典型。久しぶりに誉める部分が何もないスカスカ作品に出会った思いだ。

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