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劇場版3D あたしンち 情熱のちょ~超能力♪母 大暴走! (2010)

監督
高橋渉
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4.09 / 評価:68件

「超能力=魔法」で「人助け」に乗り出す!

  • hir***** さん
  • 2021年3月25日 10時02分
  • 閲覧数 93
  • 役立ち度 0
    • 総合評価
    • ★★★★★

(1)
明るく能天気な「立花家の母」。そんな我が道を行く母に振り回される高校生の娘「みかん」と、中学生の息子「ユズヒコ」、そしてマイペースな「父」。そんな立花家のある日の朝食。絶好調な母。母は買い物に出かける。その帰り、母は雷に打たれ、超能力(念動力)を獲得する。
《感想1》「立花家の母」がパートタイムで働いていないのが、珍しい。今後、「父」がリストラに会う心配もある。今は平和な立花家も明日は予測不能だ。「みかん」と「ユズヒコ」は大学に進学するorできるのか?
《感想2》この暗い時代、「能天気な」人間などいない。「能天気な『立花家の母』」は《在ってほしい》人間類型だ。現実にはいない。
(2)
この事態に戸惑う立花一家。最初は少し「超能力」を使うだけで疲れ果てた母が、日々修行し、自由自在に力を操れるようになる。しかし家族から「外で使うな」と釘を刺される。
《感想2》「超能力」が日常的な事象とされる。「隠されるべき」日常的な出来事であって、「起こりえない」非現実な出来事と思われていない。だから、母の「超能力」がわかった後、みかん・ユズヒコ・父はもはや特に驚かない。
《感想2-2》ただし「超能力」は、例えば(残念なことだが差別的・スティグマ的に)「コロナ陽性」「原発避難者」と同様、「外に知られるな」と言われる。
(3)
気持ちが沈む中、母は街で困っている女子高生(500円玉を自販機の下に落とした)を超能力で助ける。彼女達の感謝の言葉に、母は「人助け」の快感を覚え、家族に隠れて変装し「エスパーママン」として困っている人たちのために、「人助け」に乗り出す。
《感想3》「人助け」は、太古から褒められる行動だ。ただし「内集団」の内部に限られる。
《感想3-2》「外集団」は、《敵》か《中立者》か《同盟者》だ。《中立者》と《同盟者》は、「内集団」と「外集団」の境界だ。《敵》は、「人助け」の対象にならない。
(4)
「エスパーママン」として母は毎日、街で多くの人助けをする。ある夜、母は町の落書きをすべて消してまわる。そのため母は朝帰りし、家族にひどく責められる。すると感情が高ぶった母の「超能力」が暴発。アパートが崩壊し始める。
《感想4》「超能力」とは「魔法」だ。「超能力=魔法」をコントロールするためには訓練・技能・集中が必要だ。訓練され・技能があっても、集中しないと「超能力=魔法」は暴発する。Cf.「魔法使いの弟子」の場合は訓練不足で、「ほうき」をコントロールできなくなる。
(5)
住民と一緒に外に避難する立花一家。母は自分のせいで起こったアパートの崩壊に責任を感じ、泣き崩れる。だが、家族の励ましで、この崩壊を食い止めようと、母は立ち上がる。
《感想5》「思い立ったが吉日」(やろうと思ったその時こそ実行するタイミング)だ。
(6)
家族4人でアパート中を駆け回り、超能力で修復していく。こうして崩壊を無事回避できたと安心する立花一家!
《感想6》「超能力=魔法」のコントロールは、「立花家の母」のエネルギーに依存する。ただし「母」のエネルギーは強力でないので、少しずつしか崩壊したアパートは復元できない。
(6)-2
ところがまた、アパートが崩壊し始める。屋上にいる4人。母が最後の力を振り絞り、父、ユズヒコそしてみかんを安全な場所へと超能力で飛ばし助ける。崩壊したアパートの瓦礫に埋もれた母。その途切れそうな意識の中、一枚の写真が手元に落ちてくる。
《感想6-2》「母」のエネルギーが結局、十分でなかった。アパートは再び、崩壊してしまった。
(7)
その写真は10年以上前、このアパートに越してきた日、家族4人で撮った写真だった。蘇る記憶に涙する母。するとまばゆい光が天に刺し、巨大な「情熱の赤い花」が現れ、みるみるうちに崩壊したアパートが元通りになっていく。急いでアパートの部屋に駆けつけたみかんとユズヒコと父は、気絶した母を見つけ、彼女に駆け寄る。
《感想7》「超能力=魔法」を可能にする「立花家の母」のエネルギーとは、結局、肯定的な前向きの感情の大きさだ。
《感想7-2》肯定的感情とは、パウロが言ったように「信仰(超越的な存在への信仰)と希望(未来への希望)と愛(他者たちとの愛)」だ。ここでは、「家族の愛」という感情の高まりが、「超能力=魔法」を可能にする巨大なエネルギーを生み出した。

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