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スプリング・フィーバー (2009)

SPRING FEVER/春風沈酔的晩上

監督
ロウ・イエ
  • みたいムービー 64
  • みたログ 160

3.84 / 評価:57件

見た目はイロモノ、中身はしっかり秀作

  • ポルティ さん
  • 2019年4月1日 11時18分
  • 役立ち度 0
    • 総合評価
    • ★★★★★

ゲイの話である。舞台は中国。劇的な経済成長を遂げても価値観までは激変とはいかず、同性愛が今でもご法度として差別対象になる国だ。
冒頭からゲイの激しい絡みのシーンがあり、いきなりドン引く。それこそ、もし本作を誤ってカップルで観てしまったら気まずさMAXレベルだろう。
男同士が裸で抱き合い、舌を絡ませ合う画にはまだまだ抵抗感と嫌悪感が先に立つものだが、つまり本作はそういう描写と真正面から向き合う映画なのだ。
ただ表向きはイロモノ的な話題性ばかり目立つ作品ではあるが、観終わった後になんとも冷え冷えした切なさが迫ってくる。これはなかなか他では味わえないテイストである。
なんとゲイを演じる役者達は性的にはその気のないノーマルで、あれは全部演技だそうだからもう驚愕である。凄まじい役者魂というしかないが、演技にしたってちょっと凄すぎないか!?

考えてみれば、世界で一番人口が多いということは、こういう人達も中国が世界で一番割合が多いはずという理屈が成り立つわけで、監督のロウ・イエはそのアナーキーなスタンスで中国の古い価値観に強烈な鉄槌を食らわした。いろんな意味で、この作品が中国から出てきたことに大いに意味があるだろう。
内容的に他人には絶対おすすめ出来る作品ではないが、映画的には間違いなく秀作。きっかけは怖いものみたさ?でも何でも良いから、とにかく観ればこのレビューの高さの理由がわかるはずだ。

詳細評価

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