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玄牝 -げんぴん- (2010)

監督
河瀬直美
  • みたいムービー 69
  • みたログ 61

3.97 / 評価:38件

自分の中の賛否両論

  • hiy******** さん
  • 2011年2月20日 20時06分
  • 閲覧数 1863
  • 役立ち度 2
    • 総合評価
    • ★★★★★

鑑賞後一週間たっても記憶に鮮明に残っています。
公開最終日で赤ちゃん連れOKの時間帯という、特異な環境だったからかもしれません。
ほぼ満席で時折赤ちゃんの泣き声がする状況は、これが初めてでした。
しかしそれ以上に、いろいろ考えさせられることが多く、印象的だったのも確かです。
感動的だったのは、何といっても赤ちゃん誕生の過程と、生まれたばかりの赤ちゃんの表情です。
とにかく美しい! 敬虔な気持ちになります。
自分自身の出産経験よりも、親に対する感謝の念の方を強く感じました。
ただ、これは作品の主題ではありません。主題は医師の生き方にあるといえるでしょう。
一人の医師の、現代文明に対する批判に時代錯誤的な感覚を抱き、その時点で自分ならここを選ばないだろうと思いました。
集まってくる妊婦さんたちには、一つの思想に傾倒する危うさを感じてしまいました。
それぞれ自らの考えでこの出産方法を選んだはずなのに、いつの間にか操られているように見えてしまうのです。
監督自身の視点がそういう印象を与えているのかもしれません。
医師の強い信念とともに描かれる周囲の批評にも考えさせられます。
身内の「自分の子よりも他人の子を優先する」という批判の言葉をきいて、あることに気づきました。
医師にとっては、他人に強く信奉されていることが源泉なのではないかと。
一本の作品で共感と拒絶がないまぜになり、どう評価していいかわからない状態です。
子供たちがどんな気持ちでこの作品を見たのか気になりました。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 不思議
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